2024年8月10日土曜日

ダニエル書とヨハネの黙示録

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マルコの福音書の冒頭のイエスの言葉は「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」である。”時は満ち”とは、終末が訪れ近いということで、黙示思想はキリスト教徒にとって核心である、と「聖書の同盟」(船津靖/KAWADE夢新書)には記されている。

旧約聖書の黙示思想の代表は「ダニエル書」、新約聖書では、ヨハネの黙示録である。かの万有引力のニュートンが「ダニエル書とヨハネの黙示録の預言に関する考察」を書いている、とあった。黙示思想は西洋思想全体においても重要な問題である。さて、ヨハネの黙示録(本日の画像は、7人の天使がラッパを吹いているシーン)では、十字架の死から復活したイエスが世界の終末にエルサレムに再び現れ、神の千年王国が出現することになっている。

ハルマゲドン(ヘブライ語で終末:ヨハネの黙示録16章に「汚れた三つの霊は”ハルマゲドン”と呼ばれる所に王たちを集めた。」から来ている。ハルマゲドンという語が出てくるのはこの箇所のみだという。)とイエスの復活を信じる福音派にとっては、エレサレムは終末時に極めて重要な地であるわけだ。次にこういう黙示思想を前提として、ユダヤ教徒だけでなくキリスト教徒の「シオニズム」について記そうと思う。…つづく。

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