2023年1月27日金曜日

THE ALFEEのこと Ⅳ

http://hikigiwa.setogiwa-anex.coolblog.jp/?eid=6541
先日エントリーした「THE ALFEEのこと Ⅲ」に教え子のN君からコメントがあった。「シュプレヒコールに耳を塞いで」「幻夜祭」以外にも1969年にまつわる曲がまだありますよ、「Rockdom-風に吹かれて-」という曲ですとのこと。You TubeのURLも貼り付けてくれていたので、さっそく視聴してみた。「風に吹かれて」とは、かのボブ・ディランの超名曲である。最初に原曲の見事なコーラスがある。(この辺がTHE ALFEEの凄さだ。)その後、オリジナルの曲が始まり、エンディングは観客の合唱。「俺たちの時代を忘れないで、風に吹かれていたあの頃」のリフレインが続く。ほろ苦い若さを思い出させる曲で、私などの世代にはまさに目頭が熱くなるほどの感動的な曲であった。N君に感謝である。

https://www.youtube.com/watch?v=yr62hdm62ts&ab_channel=Orb1999

ところで、You Tubeのコメントを読んでいて、勇気づけられたという「pride」や「英雄の詩」、「友よ人生を語る前に」といった人生の応援歌も聴いてみた。N君おすすめの「希望の鐘が鳴る朝に」のちょっと変わった映像も実にファンタジーで良い。THE ALFEEには人生の応援歌がいくつもある。これが根強い人気の源泉のような気がする。

こんな感じで、アトランダムにTHE ALFEEのYou Tubeを見ていて気づいたのだが、高見沢のギターに注目せざるをえない。ドナルド・ダック仕様のギターなどはかわいいだけだが、特別なシチェーションの時には演出としてここぞ一番のオリジナルギターを使っている。NY公演の際には、星条旗をデザインしたギターを持って登場していた。(かなり気に入った。)ウルトラマン・ファミリーとのセッションでは、ウルトラセブンのデザインのギター。(これもすごく気に入った。なにより、ウルトラセブンはシリーズの中でも最高傑作だと信ずる同世代感。笑)コロナ禍での2020年夏の無観客配信LIVEでは、なんとゴジラモデルのギターであった。(無茶苦茶いい。怪獣世代として超・気に入った。欲しい。)高見沢はツアー時には、ゴジラのフィギアを楽屋に常備していると、以前”笑っていいとも”でタモリに語っている。このゴジラギター、調べてみたら、注文販売ですごい値段だったが、一般人にも手に入るらしい。いずれにせよ、高見沢の多様なオリジナルギターは、ファンへの熱い思い、サービス精神の表れなのだと思う。特にゴジラギターは、無観客配信LIVEというシチェーション故、ここでお披露目したのではないかと推察する。
https://guitarhakase.com/6576/

https://natalie.mu/eiga/news/342554
https://www.youtube.com/watch?v=NcS_OhruCYA&ab_channel=THEALFEE%E9%AD%85%E5%8A%9
B%E7%99%BA%E4%BF%A1%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
最後に、聴き込んで気づいたこと2点。いわゆるヒット曲には、韻を踏んでいる曲がある。特に英語というか、カタカナ語での韻。「星空のディスタンス」(ディスタンスーレジスタンス)「シンデレラは眠れない」(シンデレラーアンブレラ)なんかは、かなり顕著である。韻を踏んでいることで、耳に心地よいし歌いやすいわけだ。こういう売れる曲から、人生の応援歌、フォーク的な曲、バリバリのハードロック、さらにはプログレまで。凄いラインナップだ。もうひとつ、彼らは明治学院の出身なので、キリスト教的な雰囲気を感じさせる曲が多い。「チャペル」「鐘」「罪」など関連した語彙が多く使われている。例年行われる武道館のクリスマス・コンサートも、彼らの想いが強く入っていて、ずっと開催し続けている故に、取ってつけたようなクリスマスイベント=日本的・商業主義的マーケティング感が薄い様に感じる。ちなみに、明学の創始者は、ローマ字で有名なヘボン牧師。米国のペンシルベニア出身、スコットランド系の長老派(=プレスビテリアン)である。

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