2022年6月1日水曜日

受験相談

6月に入った。早いもので共通テストまで7ヶ月、関関同立の入試まで8ヶ月。先日、3年生から受験についての相談を受けた。国立大学の法学部志望の生徒である。私の担当は、公民(倫理・政経)なので、どう準備すればいいかという話が主だった。

まずは、英語・国語・数学をきっちり抑える必要があること。本当ならもうすでに共通テスト対策のマーク模試で80点くらい欲しいところだと話し始めた。聞くと、英語と国語はOKらしい。数学は少し苦手だそうだ。幸い、法学部志望なので、数学の配点はそんなに大きくないらしい。ならば、ということで、私が言ったのは、まず地歴を夏休みまでに一通りやること。(教科書でも参考書よいのでinput、さらに自分の選んだ問題集でoutputを一通り。)ノート整理の仕方は自分が最もやりやすいように。問題集はとりあえずオススメを教えたが、関関同立を受けるとなると、共通テスト対策だけでは厳しいので、慎重に選ぶように伝えた。公民(倫理・政経)は2学期から出十分。まずは地歴。次第入試にも関係するし、英・国と共に、前期試験にも関わる重要科目だからだ。まあ、気分転換に、少しずつinputしてもいいよ、とも伝えた。こういう気分転換もメンタル的に重要だからだ。

inputだけしてもダメで、一度問題集でoutputして、間違ったところをもう一度inputして、さらに三度目くらいまでやるといいと伝えた。倫理・政経も同じ要領である。こちらは、暗記すべき量が段違いに違うし、理解すべき事柄のほうが多いのである。焦らずに2学期からでも間に合うと伝えた。

…と、そんな話をしていた。こうして、受験の相談に来てくれているということは、私の授業を受けて、その見識を認めてくれた証でもある。ちょっと嬉しい。

今回は、倫理も政経も、教科書や資料集からも教えていない箇所を中心に定期テストでは出題しており、授業はもっぱら興味を持つような話題、理解を深め、世界史や日本史にも関わるような社会科学的なものの見方も伝えている。限られた時間の中で、倫理も政経も今までで最も高度な内容になっている。

…先日、教え子の結婚式の時、もういちど私の授業を受けたいとOG達が言ってくれたのだが、今とはその知識量や見識の深さに大きな差がある。当時の授業を恥ずかしく思うくらいだ。とはいえ、これは仕方のないことである。(笑)

You Tubeなどで、進学校の社会の授業はどんな感じなのかを調べてみたら、およそ各自好きなようにやられているらしい。これとこれをやれば良いという勉めて強いる学びではなく、やはり少しハードルを上げて興味を引くような授業を超進学校でもされているようだ。それしかないよなあ、と思う次第。

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