2021年10月15日金曜日

コロナ禍のボトルネック

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ホワイトハウスが、輸入している財の不足に対し警告を発しているそうだ。サンクスギビングやクリスマスの消費行動の際、輸入食品が絶対的に不足するだろうというのである。七面鳥やローストビーフは手に入らないかもしれないとのこと。コロナ禍のボトルネック、最大の原因は、流通である。

現在、世界の港湾では、コンテナ船などが待機中で、なかなか荷下ろしが進まないらしい。コロナ禍で、クレーン作業などのスペシャリストが倒れたりして、時間がかかっているらしい。トラック運転手なども同様で、世界の物流がコロナ禍以前より動いていないとのこと。イギリスでも、大型トラックの運転手の減少でガソリン価格が跳ね上がっているらしい。日本もかなり上がっているが…。

これは、流通だけでなく、生産にも関わる一大事である。部品供給が滞り生産性が落ちるのは確実。ホワイトハウスは、七面鳥の話でごまかしたが、本当はその数倍以上衝撃的な事実があるはずだ。当然ながら、モノ不足はインフレを引き起こす。いわゆる需要インフレである。しかし、このインフレ、労働者の所得を増やすものではないので、スタグフレーションになる可能性もある。

日本では、先日衆議院が解散し、総選挙モードたが、早急に対策を打たねばやばい。これは、危機対策というより安全保障対策といった方が近いような気がする。
幸い、今は四国の農漁業地域に住んでいるので、食に関しては都市部よりは影響は少ないだろうが、決して安心できる状況ではない。

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