2021年10月7日木曜日

続々 教員免許更新制廃止 考

https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-248515.html
5日に、会見した末松 新文科大臣が、教員免許更新制度の廃止について、予定どおり来年の通常国会で必要な法改正を行う考えを示した。

この新大臣、参議院議員で3回当選である。これまでの経歴は国土交通副大臣、内閣府副大臣、復興副大臣、参院の議院運営委員長、外交防衛委員長、党幹事長代理などを務めている。入閣待望組の一人だったといってよいだろう。清和会(細田派)の一員だから、安倍元首相の派閥である。党幹事長代理や参院の議運委員長をやっているから、派内でも入閣待望組の中でも優先順位が高かったのだろう。ただ、文教族(政務調査委会や委員会で文部科学省関連の法律や政策に関わる)ではないことは明らかである。経歴を見れば、運輸や外交や防衛などに詳しそうである。適材適所とは少し遠い。まあ、以前の自民党ではよくあった話である。入閣待望組の中でも優先度が高かったので、文部科学大臣になったのだと思う。

内閣でも、官房長官、財務省、外務省、経済産業省の閣僚というのは大学受験で言えば、東大・京大・東工大・一橋みたいなもので、これに次ぐのが文科省、厚生省、国土交通省、農林水産省。受験で言えば、東大・京大以外の旧帝大。ネームバリューがある。法務省や総務省は、その次のTOCKY(筑波大・お茶の水女子大・千葉大・神戸大・横浜国大)くらいで、重要だが防衛省や環境省は歴史が浅い(庁から省に格上げになった)のでそのさらに下になる。その他の特命大臣はさらにその下。こういう格付けが厳としてあるわけだ。この格付けの元で各派閥の力量や論功行賞人事を読み解くのである。

とにもかくにも、新大臣が教員免許更新制廃止と発言した。(と、いうか文科官僚の作文どうりに応答した。)これで、既成事実となったわけだが、まあ下駄をはくまでは安心できない。特に私のように、あと1年だけ免許が残っている身にとっては…。

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