2021年4月6日火曜日

武士の美学と宇和島

宇和島市 https://www.pref.ehime.jp/h40500/5742/kouwan/04uwajima.html

朝早くから、伊方町役場経由で宇和島へ行ってきた。というのも、年金のためである。私の世代は、年金制度で不遇をかこっているそうで、普通65歳から年金をもらえるのだが、どうもそれでは損をするらしい。申請すれば、その不足分を補ってくれるとか。東京からそういう書類が送られてきた。

今はまだ春季休業中で塾生も少ないし、平日しかダメなので年金の書類と添付書類を集めて、最寄りとなる宇和島の事務所に行ってきたわけだ。

宇和島に行くには、八幡浜市に出て、さらに西予市から無料の高速道路が宇和島に続いている。松山に出るよりは早いが、それでもちょっとしたお出かけ気分である。宇和島の市内は全くの不慣れだが、なんとか事務所をスマホで探し出した。便利になったものだ。

今まで、年金などというと極めて遠い存在であったが、だんだん身近なものになってきた。そもそも自分の収入がいくらあるのか、教師になって以来無関心であったので、全てを妻に任せて、武士の美学を貫こうと思っているのだが、車中で「誰が武士やねん。」と怒られた。(笑)たしかに、そうかもしれない。老後という言霊がやおら迫ってきたような気がする。

ところで、宇和島は、かの大逆事件の児島惟謙の出身地である。元武士としての信念を貫いた児島惟謙。一方で、極めて合理主義的な大村益次郎(村田蔵六)も幕末の一時期、宇和島藩で禄を孕んでいる。宇和島も実に面白いトコロなのだ。

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