2020年12月20日日曜日

閑話休題 中国の現況

オーストラリアの石炭 https://jp.wsj.com/articles/SB11915269657449514484304587036392122652100
アメリカ大統領選挙第二章のエントリーが続いているが、ここで中国の現況を2点。まず、先日の中国共産党の名簿の件であるが、どうやら習近平派・江沢民派以外のまともな共産党内部からのリークされたようだ。この名簿で、世界中の企業や政府組織にもに共産党員が潜入していることが明らかになった。もちろん、日本にもである。アメリカに普通に留学している学生にも情報漏洩を強制するのが中国共産党である。有事の際は、中国のために動くことも強要されている。西側諸国にとっては実に危険極まりない存在だといえる。このリークした勇気ある人々に拍手を送るとともに、有事は近い。日本政府もどうにかしないと手遅れになるのだが、全く動こうとはしていない。どんだけー平和日本なのかと思うのは私だけではあるまい。(一方で、私の大事な教え子であるマレーシア国籍の中華系の学生諸氏が本土の中国人留学生と間違えらないか、極めて心配である。)

さて、オーストラリアと中国が大ゲンカしている。オーストラリアが、武漢のコロナの国際的な調査を求めたところ、経済制裁をしたのだ。ワインや牛肉の輸入を止めたのだが、同じく石炭も止めた。これが、寒くなってきた中国に大きな痛手を与えている。中国の発電事情は石炭に多くを依存している。ここに大打撃を与えたのである。中国共産党は自国民が困ろうと平気だ。オーストラリア政府も業界から批判され、いずれ泣きついてくるだろうと見ているようだが、オーストラリア国民の矜持がゆるさないだろう。独裁国家中国は自国を基準に外交をしているが、これは大間違いだし、この反動はやがて自国を滅ぼすだろう。

…中国のプロパガンダ報道=マスコミ報道を信じていると、こういう情報は得られない。中国は今、政治的にも経済的にも疲弊している。何より国民が疲弊している。

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