2018年6月9日土曜日

久しぶりに下川祐治を読む。

妻が大阪から送ってくれた書籍の中に、アマゾンで注文した下川祐治の文庫本がある。下川祐治と言えば、東南アジアの貧乏旅行の達人である。この本のタイトルは「週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分」(朝日文庫)。タイトルから推察するに、超バックパッカーとしての穴場案内のような本だと思っていた。

私はシンガポールには興味がないし、行こうとも思わないので、マレーシアの部分だけ読んだ。意外なことに、この本は下川氏のマレーシア論だった。(あまり下川氏は、こういう類の歴史的なことを今まであまり書いていない。ひたすら国境突破の話とか、安い夜行バスの話とかいった旅行記が多い。)失礼ながらちょっと意外だった。アマゾンで注文したので、目次を見たりせずに買ったので、こういう意外な楽しみ方もあるわけだ。

マレーシアで訪れている場所は、海峡植民地だったペナン、マラッカで、これは私も行ったことがあるので、その歴史的なディープな話には改めて興味をそそられた。ペナンが福建省系、KLが広州系の華人が多いとか、マレー鉄道はマレーシアの所有で、シンガポール内のマレーシア領地だったので、昔シンガポールまで直通だった時は、シンガポールを出て、まずマレーシアの入国スタンプが押され、その後にシンガポールの出国スタンプが押されるとか、こういう逸話も大事にしたい。あと、コタバルのことが書かれている。マレー人たちの小宇宙というテーマで書かれている。コタバルは行っていないし、マスジット・北京(中華系のムスリムが立てたモスク)など興味深い内容となっている。もちろんクアラルンプールの話もある。下川氏がKLを那覇と比較しているのが面白い。ちなみに私は沖縄に行ったことがないので、コメントは避けるけれど…。

最後にLCCについて書かれている。意外なことにエアアジアの創業者はインド系だとか。気楽に読めるけれど、実はディープな内容だった。さて、そろそろKLIA2に向かう準備をしようか、と思う。

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