2018年6月6日水曜日

PBTの話(39) 第四帝国

このところ、就寝中に足がつって2時間事に起きてしまう。血糖値が高いのと、妻が一時帰国中で食事が悪いこと、授業時数が増えて立っていることが多いこと、運動不足その他いろいろな要因が考えられる。と、いうわけで、今までになくブログを書く量が減っている。

久しぶりに、PBTでの授業のことを書こうと思う。実は今日現在で我がクラスは、経済分野をほぼ終えた。需給曲線、市場の失敗、信用創造、信用創造を利用した政策金利、売りオペ・買いオペなどの金融政策を、インフレ・デフレ、通貨供給などの観点から結びつけ、ブレトンウッズ体制や自由貿易体制、国際収支、変動相場制などの山を乗り越え、日本経済史をやり終えた。マレーシア人学生としてはアジア通貨危機は、知って貰わないと困る。さらにリーマンショックまで教えたところ。

私の中では、あまり得意分野ではない経済分野を、極めて有機的に結合できたかなと思う。石の上にも3年目である。(笑)ところで、今年は歴史分野もやっているので、こんなギャグを飛ばした。EUの話をしていて、ユーロ圏に於ける圧倒的なドイツの経済力を支えているのは、まさにユーロの政策金利とドイツの実質経済との差で、マルク安がずっと維持されているようなものだと説いた後の話である。「まあ、EUは第四帝国やね。」
このギャグに、クラスの約3分の1は、ニヤッとしたり、大笑いしてくれた。(今日の画像参照)

こういうギャグは、昔、N高校で教鞭をとっていた頃よく出た種類のものだ。いくつかの学んだ知識が一瞬にして有機結合しなければ笑えないギャグ。私にとって高校の社会の授業というのは、こういうギャグが出てくるような空間を理想としている。全員が笑えてたらもっと凄いのだけれど。久しぶりに大きな手応えを感じたのだった。いよいよ6月17日はEJUの試験当日である。

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