2018年6月9日土曜日

妻の帰国とラマダーン

スラウのマーク(一番左)マレーシア各所にある
妻が帰ってきた。行きは45分も650番のバスを待った。ヘトヘトである。結局KLセントラルからは、エクスプレスでKLIA2へ向かった。運賃のRM55は結構高いけれど30分ほどで着く。こっち方が楽だし早い。1人ならタクシーより安い。

で、またまたKLIA2からタクシーで帰ってきたのだが、面白い体験をした。小さな音で音楽が鳴っていたのだが、急にアザーンが聞こえてきた。すると、運転手は待ってましたとばかりに、ペットボトルの水を飲み出した。ラマダン中は水も飲めないのである。ちょうど、日が沈み空は美しい。さらに運転手は、「5分だけ待ってくれる?」と言って、高速道路沿いの休憩所へ入った。ここには、礼拝できる場所=スラウがあるのだ。

「ありがとう。申し訳ないね。」と彼が言ったので、「マグレブ」と私が答えた。マグレブとは1日5回あるイスラムの礼拝で、日が沈んだ時の礼拝を意味するアラビア語である。彼は日本人がそういうアラビア語を知っているのに驚き、大いに喜んでくれた。空腹だろうに安全運転で我が住処まで送ってくれた次第。

妻の帰国に際して、今回はまさにラマダーンと密接な体験をさせてもらった。最後の最後まで…。ラマダーン。私のイスラム教・異文化体験も早くも3回目となったわけだ。

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