2018年6月15日金曜日

ハリラヤのタクシー事情

ハリラヤである。ラマダンが開け、マレー系の人々は1年で最もハッピーな時。昨日は遅くまで、中華系の旧正月とはいかないまでも、あちこちで花火の音がした。(我が住処からは、あまり見えない。残念。)

今日は、妻と朝の内に、NSK(クチャイラマにある業務用スーパー)に向かった。コンドのセキュリティが、さっそく「ハッピー、ハリラヤ!」と挨拶してくれる。LINEにも、画像が送られてきた。相変わらず、ブラウン(熊)は無表情である。(笑)

さて、NSKに行くタクシーは、5分くらいでつかまった。中華系の運転手で、フロントには「平安」という文字がぶら下がっていた。帰りは、かなり待っはめになった。普通NSKではタクシーが待機しているのだが、なかなか来ない。マレー系の運転手は当然ながら休みを取っているのだろう。やっと捕まえたタクシーは、インド系でガネーシをぶら下げていた。実はこういう、宗教的なお守り類の話は、マレーシアでは日常的なことで、たいした話題ではないなのだが、ハリラヤでマレー系が不在であるが故に強調してもいいかな、と思う。宗教学の徒である我が夫婦は、意外にこういうことを楽しんでいるのだった。

ちなみに、中華系のタクシーは、金色の仏像がどーんとフロントにあったりする。太陽光で動くマニ車には、さすがに驚いたこともある。インド系は、ガネーシ神(象が顔の神様)が多いが、シバ神やクリシュナ神の時もある。ハヌマーン(猿の神)の時もあった。ちなみに、マレー系は偶像崇拝をしないので、普通何もない。そうそう、唯一、戦車のプラモデルを並べたマレー系の若い運転手がいたなあ。日本ではおそらく経験できないタクシー事情ではある。

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