2014年6月6日金曜日

日経 石炭・火力発電 IGFC

IGFCのシステム図 http://www.jcoal.or.jp/coaldb/shiryo/other/2_2B4.pdf
今朝の日経に、火力発電の新しい技術革新の記事が載っていた。ともすれば、地球温暖化、また電力費高騰のの元凶扱いされている火力発電だが、石炭を使った発電方法は、新たな技術革新が進んでいるようだ。

IGCCという発電方法は、まず石炭を蒸し焼きにして生じたガスを燃やしタービンを回し発電。さらにその排熱で蒸気を発生させ、再発電するのだという。これまでの石炭を単に燃やし、蒸気タービンを回して発電する方法より、46~48%も効率が良いらしい。これは、LNG(天然ガス)をしのぐ効率だという。凄い技術だ。もちろんプラントの建設コストは高くつくが、この方式が一般化すれば、かなりコストは下がるようだ。

さらに、IGFCという発電方法は、石炭のガス化の際発生する水素を使い、酸素と電気化学的に反応させ、発電するという燃料電池で電気をつくるのだという。さらに効率がアップするわけだ。一方、CO2を地下に溜め込む技術も進んでいるようだ。

…原発再稼動が、かなりの問題を含んでいる中、人間の英知を感る朗報だと思った次第。

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