2014年6月21日土曜日

続 教育実習シーズンなのだ ’14

久しぶりの前任校
昨日は3週間、前任校で教育実習をしていた奈良教育大学のG君のご苦労さん会に行ってきた。担当していただいた化学のT先生によると、よくやっていたとのこと。大学の先生もこられていた授業では、T先生の質問にすこしパニクッたらしいが…。(笑)先週の日曜日(国際理解学会)にも会っているので、あまりなつかしくない。(笑)

3年前の自分のクラスだったN君、一昨年のI君と、教え子が教育実習に母校に帰ってきた際は、お疲れさん会をしてきた。やはり、同業を目指す教え子は一層かわいい。G君については、クラスの生徒ではないが、まさに前任校最後の教え子である。奈良教育大を勧めたのも私だし…。

これまでは、教育実習を司っている(教務部長である。)Y先生と、教科担当をしてもらった弟分のU先生とお別れ会を開いていたのだが、今回は、なんと全教育実習生が参加することになった。Y先生の配慮である。もちろん教頭のキノコ先生やU先生とともに、関わった先生方が参加していただいた。ちょっとした大宴会である。(笑)だから、G君ともY先生ともU先生とも話したいことはいっぱいあったのだが、かなり分散してしまった。(笑)

ところで、G君から、先日の日曜日、「こういうものを作ったのですが。」と、科学史のテキストをもらった。新理科教育Ⅴ「教科書研究」という講義でのものらしい。「科学史でたどる原子の教科書」~理科と社会科の複合領域における学習~と題された50ページもの大作だ。最初に科学史の扱いが、世界史などでは極めて少ないことを挙げている。全くそのとおり。私もあまり講じない。
テキストでは、古代ギリシアのタレス、ピタゴラス、デモクリトスなどの自然哲学とアリストテレス、エピクロスと、存在論の変遷を論じていく。(…G君らに倫理の補習をガンガンやったのを思い出す。)近世から近代と実験しながら、ブラウン運動の話に続いていくものだった。特に後半は全くの理科なので、全くよくわからない。(笑)これが中3から高1・2レベルのものらしいが、文系の大人でも難しいぞ。(笑)とはいえ、なかなかのものだった。G君は国語科出身なので、文章を書くことを苦にしない。こういうテキストを自分で書いていくという訓練を若いうちからやっていることはすばらしいと思う。何を教えたいのか。それをかなり練らないといけないからである。きっと良い理科教師になれると思う。

院に進む彼とは、また秋にでも会うことになると思う。さらなる成長を楽しみにしている。

ところで、宴会では最後に、キノコ教頭とY先生と腕を組んで校歌を合唱したのだが、五十肩とヘルニアで私だけ両腕が上がらなかった。なさけないかぎりである。(笑)

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