2014年6月18日水曜日

野球部の一番辛い日

6限目LHRにてダンス練習
昨夜は20時に床に就いた。土曜日からの疲れがついに限界に達したようだ。今朝は通常どうり登校した。途中で野球部のN君と会った。「おはようございます。」と爽やかな笑顔だった。私は、「よかった、背番号をもらえたのだ。」と思った。昨日は、野球部の夏の大会・大阪予選のメンバー発表の日だったのだ。春の大会で、N君は普通科ながら背番号をもらっていた。私が応援に行った試合では出番はなかったが、少なくともベンチ入りしていたのだ。

学校に着いて、野球部顧問の若手のU先生に昨夜のことを聞いた。まるまる1時間、監督のI先生が全3年生相手にノックをしていたのだという。今日でユニフォームを脱ぐ生徒もいる。いる、というより脱がない生徒の方がはるかに少ない。I先生の心中を思うと辛い。様々な思いがノックする一球一球に、こもっていたと思う。

ノックの後、メンバー発表をして、多くの生徒が涙したそうだ。

実は、N君はメンバーから漏れたそうだ。N君は気性の激しい子で、1年で担任した時大いに心配した。シャイだが、男気があり、私の美学に一致していて、クラスが変わっても可愛がっていた。今日の朝の私への笑顔の挨拶は、彼の成長を如実に物語っていた。

団活動の討議やダンスの練習を終えて我がクラスの終わりのSHR後。3人いる野球部は、いつもすぐにユニフォームに着替える。だが、今日はM君一人である。制服のままのT君と少し話した。「1年の時と同じように、応援するお前らを応援に行くなあ。」「はい。みんな、案外すっきりしています。大丈夫です。」もう一人のT君は、1人、着替えて校舎の周りを走りに行ったそうだ。何かを振り払うためなのだろう。それもいい。

こうして、みんな大人になっていく。

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