2013年10月3日木曜日

ガンビアで関西中小企業頑張る。

今日の日経朝刊の「ZOOM関西」という地方版の記事に、ガンビアで頑張る中小企業の話が載っていた。ガンビアは、西アフリカのフランス語圏・セネガルに囲まれたガンビア川の周囲が国土という英語圏の国だ。一度渡航を考えたこともあるので、興味深く読んだ。ちなみに、ガンビアはアメリカのTVドラマ「ルーツ」で、アフリカ系アメリカ人の主人公の祖先の地域に設定されていたので有名な国である。

BMCのHPより これが無線端末らしい
さて、日経の記事。BMCという関西の企業が開発したのは、小売業者のレジに取り付ける無線端末とその端末を通じて当局(税務署)に売上情報のデータを送るシステムである。来年4月から500台が導入される予定だという。アフリカでは、小売業者の消費税のごまかしが多く、さらに徴税者のちょろまかしも多いらしい。このシステムによって、そういう不正が改善され、ガンビア政府の試算では、4億円ちかい税収増が見込まれているとのこと。この無線機は暗号処理されていてデータの改ざんができないらしい。さらに、レソト、スワジランド、ナミビアなど10カ国で導入を交渉中なのだとか。

BMCは、まずガンビア、レソトやスワジ、ナミビアといった人口の少ない市場を相手にしているようだ。こういうガバナンス改善のためのビジネス、なかなか面白い。効果が大きければ、さらに大きな市場にも進出する可能性も高いと思うし、必ずや健全な財政の発展に寄与できるはずだ。日経には、さらに関西の中小企業が関わる「水」ビジネスの話も載っていたが、今回はBMCの話一本で締めくくりたい。
<BMCインターナショナルのHP> http://www.bmcinc.co.jp/

0 件のコメント:

コメントを投稿