2011年2月6日日曜日

ワンフェス2011 第2日目

WITHのディスカッション
 ワンフェス第2日目である。今日は、WITHのディスカッションが10:00からあるのだが、毎週見ているTVアニメのONE PIECEが、極めて大事な回(エースが死んで白ヒゲが怒り海軍本部をぶっつぶすところ)なので、申し訳ないが、約1時間以上遅れで参加したのだった。さすがに、これは見逃せない。(笑)今回のWITHは、会場も広くなり、うまく運営していた。なかなかいいではないか。誰も大人がかんでいないのが何より良い。ディスカッションのテーマは「ボランティア」。なかなか難しい。一般参加者も交えて熱心な討議が行われたようだ。それぞれのテーブルにWITHの高校生が司会役で入っていて、今どき珍しい学生服のメンバーにおっちゃんが、「話を聞くときは相手の目をみたほうがええで。」と激励していた。いいなあ、こういう空間。

 実は、上六から来る時、N女子大付属中等学校のM先生とハズバンドのC氏に会ったのだが、そういう関係で、急いでWITHに行ったので一緒に回れなかった。二人を探していると、本校のU先生と出会った。さらに、近くの専門学校で漢検を終えたばかりの、模擬店をハシゴしている国語科3年生に出会った。(笑)大阪市のNPOに絡んでいるWITHのOGのK君とも出会った。昨日もD女子大の教え子の友人たちにも会ったし、知り合いの先生方にも多く出会った。私にとってワンフェスはそういう空間である。

 さて、結局模擬店で何も口にしないまま、昨日から目をつけていたザンビアのタペストリー(1300円)を購入して、12:30から始まる「スタディツアーから始まる国際協力」という部屋に飛び込んだ。すると、先日紹介した最優秀PRSP(2月1日付ブログ参照)のR大に進むT君と、同じバレー部で友人の大阪O大学に進学が決まっているK君から声を掛けられた。「えっ?」という感じである。聞くと、先ほどまで「JICAの教員派遣研修・タンザニアの報告」を聞いていて、昼からは、ここと決めていていたんだそうである。昨日も来ていたし、かなり、通の動きではないか。面白かったのは、パネラーが、彼女たちの進学するR大、大阪O大、そして広島経済大学の大学教員だったことだ。偶然とはいえ面白い。内容もなかなか面白かった。大学でスタディツアーを実施するにあたって、指導教員から見た話をされていた。それぞれが違うのだが、スタディーツアーで学生に得てもらいたい想いは同じである。特に、R大のF先生の「スタディツアーというと、極度の貧困を体験したいという学生もいるが、それには極めて周到な準備が必要である。本学のように、被災したインドネシアの学校を再建し、その村の開発に地道に協力していくといった、ある程度達成感をもつツアーのほうがいいと私は思う。」という言に納得した。6年間、そういうスタディツアーをR大は、やっているのだ。大阪O大のほうは、O先生が「国際協力」の講義をする中で、講義の限界を感じてやりだした授業の一環なんだそうだ。「カンボジアで得た一時の体験でもいい。なにか感じてくれたら。」という言葉に感銘を受けた。わかる。わかりますようぉ。終了後、F先生、O先生にご挨拶申し上げた。彼女たちにとって大きな出会いになったと思う。メデタシ、メデタシ。

 今回のワンフェスで追加された私の「地球市民の記憶」(常設ページ参照)は、3カ国増え、87カ国になった。昨日は、アゼルバイジャンのJICA研修員さん。3人のOGたちと共に会った。「首都はバクーですね。」と言うと握手を求められた。OGたちに「どこですか?」と尋ねられ、地図のカスピ海の西を指した。今日は、モーリシャス、そしてルワンダのJICA研修員さんと話せた。モーリシャスは、繊維工業の雇用で1人あたりのGDPが高いアフリカでは成功している島嶼国である。それを言うと、ニカッと笑ってくれた。ルワンダのご婦人は、フツ人だそうだ。あの虐殺を超えて、良き大統領の元、IT国家として進展著しい事を生徒に教えていると述べると、「私は、IT技術者です。ルワンダの為にがんばりたい。会えて嬉しい。」と手を握り締めてくれたのだった。 
 桐生さんとのやり取り以来勢いづいたザンビアの方を中心に、今年もアフリカの人びとと触れあえた充実したワンフェスだった。

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