2011年1月5日水曜日

隠密同心、阿倍野を歩く

広報活動を終えてパチリ
 昼から、広報活動で「阿倍野区」を歩いて回った。昨年は、国際交流部も大忙しだったし、体調も後半崩したりしたので、あまり回れていない。本校は、大阪で最も古い英語科、それに全国唯一の国語科をもつ特色ある公立高校なのだが、いかんせん小規模校故にネームバリューがまだまだ低い。私学みたいに、莫大な宣伝費もかけられない。地道に中学校や塾を回って広報活動するしかないのである。
 私が本校に着任した時、生指部長だったS先生が、コツコツと回っていた。私の広報活動は、彼の本校への熱い想いにふれて、誰に言われるともなく回りだしたのが始まりである。やがて同志(?)が1人増え、2人増えして、今はシステム化されて全員の担当が決まられている。とはいえ、私は”隠密同心”のようなポジションで、前任の校長から某方面を回れとか言われてから、単独で動くようになった。さらに前首席が弟分だった関係もあって、彼の企画にそって回ったりしていた。気分は「死して屍拾うものなし」である。さて、今年度は、F教頭が1人、大阪市内の中学を自転車で走り回っておられた。前首席も転勤したし、ホント大変である。で、異例の冬休みの広報活動となったのである。倫理の補習も終わったし、今年は地理B選択者がゼロなので補習時間数が少ないのも理由の1つである。
 「営業は足でかせぐ」というのは鉄則である。数をこなさなければ成果は得られない。公立校といえど、その熱意は伝わる。学生時代の営業のバイトで、鍛えられたので、私はこの広報活動はそれほど嫌な仕事ではない。今日は、結局6件ほど回った。そのうち3件ほどはゆっくり応対していただけたし、さらにそのうち1件は40分ほど熱心に聞いていただけた。実は本校OGを昔教えていた先生で、本校にシンパシーを感じていただけている方だったのだ。こういうシンパシーをいかに植え付けていくかが重要である。

 なんとなく、充実感の残った1日であった。

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