2011年1月3日月曜日

結婚30周年記念旅行のゆくえ

明日から登校である。長い休みが続くとロクなことがない。何より、ブログで書くことが浮かばないことが辛い。今日、なんとなく妻が読んでいる本を覗き見してみた。(笑)『いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 世界の聖地 BEST500』というとんでもなく長い題名の本である。おそらく息子に借りたのだろう。要するに宗教的な名所を集めたオールカラーの高そうな本である。(実際2800円+税である。)パラパラとめくってみた。

 「伝説の風景」という章の最初に、なつかしい風景があった。米国ワイオミング州の『デビルスタワー』である。あの映画「未知との遭遇」で有名になった、先住民のパワースポットである。実は、私は、ここに行ったことがある。サウスダコタ州のウォールという町から、西へひたすら走り、AAAの地図をたよりにデビルスタワーまでたどり着いたのだった。とてつもない田舎である。ある峠を越えて、はるかにデビルスタワーが見えた時は感動した。
すぐそばにビジターセンターがあって、デビルスタワーを1周するトレイルもある。このあたり完全にアメリカ的観光地である。トレイルは小一時間かかる距離である。若かった私は平坦なこのトレイルをホイホイと完全制覇した。デビルスタワーは見る位置によって、若干違う表情を見せるが、要するにクマに引っかき傷を負わされた粘土のような姿はあまり変わらない。(笑)その岩壁を登るクライマーがいることや、その周囲の草地に穴をあけて、こちらを眺めている野生のプレーリードッグの方が面白かったくらいである。

 この本、妙に旅心をくすぐる。妻が読んでいるというのは極めて危険である。このところの所用で、今年実施予定だった”結婚三十周年記念旅行”は、現在のところ暗礁に乗り上げているのだが、今日の新聞のHISの格安海外旅行の広告を見て、妻が「どこか行きたい!」と叫んでいた。(笑)どうせなら、私はネパールやイェルサレムやイスタンブールに行きたい。(妻と行くのなら、残念ながら、アフリカは外さざるを得ない。)嗚呼!今年はどうなるのであろうか。

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