2010年7月27日火曜日

アルジェリアのらくだは旨いぞ


先日ブルキナの荒熊氏よりコメントをいただいた。荒熊氏は、ワガドゥグのストリートチルドレンの研究の為、コーラン学校の聞き取り調査に入っておられる。で、今回その研究の為にムスリムになられたらしい。<詳細は右下リンクの「赤提灯~俺とアフリカとドラゴンズ~」を参照>虎穴に入らずんば虎児を得ず。…凄い。うちの息子(これも妻と同様、ブログでは”愚息”と敬称していたのだが、どうも理解が得られないので以後フツーに記すこととする。)の専門の1つはイスラームであり、ムスリムの友人も多い。かなり入信を勧められたようだが、「豚肉が好物なので…」と固辞してきたらしい。

 ところで、ブルキナのムスリムは豚肉を食べるのである。<今日の写真は、その証拠写真である。I氏の孤児院近くの店で焼いた豚を調理する様子。>これがまた旨いのである。I氏や荒熊氏とバクバク食べたのを思い出す。というわけで、ブルキナでは、息子の台詞は固辞の理由にはならないのである。彼らは豚のことを、「アルジェリアのらくだ」と称する。豚ではないのである。なんという”ええかげんさ”であろうか。しかも豚を食する彼らは自分の宗派を”オーソドックス”と称している。この話を聞いた時、私は大笑いした。もちろん、ブルキナの全てのムスリムが、”アルジェリアのらくだ”を食するわけではないらしい。

 でもまあ、大変である。荒熊氏のブログにはその奮闘ぶりが記されており、マラリアにかからないか心配している。文化人類学のフィールドワークは凄いのである。ホント頑張ってください。

 ところで、今日OGのN君が来て、大学のEnglishコミュニケーションの授業で、ブルキナのことを10分プレゼンしましたと報告してくれた。授業で見せたブルキナの写真や私の話をメモしてあったそうで、好評だったそうだ。本校では、ブルキナはメジャーな国なのである。何と言っても私がブルキナに旅して1年、職員室の手洗い場に、じゃがいものようなブルキナの石鹸がまだ置いてあるのだ。…だが手が荒れると評判で、ほとんど減っていない。 

2 件のコメント:

  1. ちゃんと読んでいなかったために、
    写真のお肉をらくだのお肉だと勘違いしてしまいました。笑

    私も先生のお話を伺ったり、JICA研修へ行くまでは、ブルキナファソという国の事を全く知りませんでした。
    今ではいつか行ってみたい国上位に、君臨しています。

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  2. Yukimi君へ。コメントありがとう。またメールありがとう。ブルキナファソに行く時は、I氏の孤児院を手伝ってあげて下さい。近くで”ラクダ”とエビがおいしく食べれます。(笑)

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