2010年7月10日土曜日

研修旅行第1回説明会にて


 昨日のことである。リリ~君を迎えての面接練習前の話である。期末考査の最終日で、その後英語科2年生の「研修旅行」の説明会があった。非常にヤヤコシイ話になるのだが、本校では国語科は全員中国にいく。これは「修学旅行」である。他校と同じ扱い。英語科は今年はアメリカに全員行く。(来年はオーストラリアである。)全員連れて行くのだから、感覚としては修学旅行なのだが、行政上は「研修旅行」となる。他校で春季、あるいは夏季に希望者を募って連れていく研修旅行扱いの全員版なのである。こんな全員をアメリカやオーストラリアに連れていく公立高校は大阪では本校だけであろう。ともあれ、国語科同様海外に連れ出すわけだから、パスポートの申請の説明やら、いろいろとあるので保護者に来ていただき説明会を行うのである。国際交流部のメインの仕事の1つである。私は中国担当なので、実際には行かないが、説明会の司会担当である。<本日の画像は、本校の管理棟と教室棟を結ぶ渡り廊下から中庭を見た写真である。(昨年の夏、EFでの撮影)>

 おもしろいことに生徒だけだと授業中など静かなのだが、保護者同伴だと、どうしても相談したりしてザワザワする。毎年そうだ。まして期末考査終了後で生徒は解放感に満ち溢れている。ここぞと言う時以外は、まあいいかと司会の私は思っていたのだが、旅行会社の説明がくどく長かった。ちょっとダレたのである。その後演壇に上ったのは、私のブログ3日連続出場となるS先生である。”養護教諭から”ということで、はしかの件などを説明されていたのである。と、その時、急にある生徒から手が挙がった。?…。質問にしては唐突なタイミングである。彼女、下の名前をとってMとしよう。この冬オーストラリアの交換留学に行った生徒なので私も良く知っている。U校のホームステイでも世話になった。しかも今回の仮想世界ゲームに唯一2年生から参加させる生徒でもある。
 Mは、「みなさん、もうすこし静かにしていただけませんか。私はS先生の話をきちんと聞きたいのです。」とはっきり言った。おお、久しぶりである。昔、こういう生徒が本校にはいた。学年をまたいだ講演会などでも上級生が下級生を叱ることもあった。

 S先生の後司会に立った私は、Mに「ナイスタイミングだった。」と言った。「長くなっているが、ケジメをつけて聞く時に聞いていないと海外では大変なことになるで。」とちょっとユーモアも交えて次に繋いだのであった。担任の先生も、Mを褒め称えていた。そう、久しぶりに昔の英語科生を見た感じだ。その直後、本物の昔の英語科生・リリ~君と会ったけど…。(笑)

追記:本校HP(ブログのリンクの最下段)のトップ、更新の”アーバンデール高校が来日しました”をクリックすると、私の作った”国際交流部通信”が出てきます。担当のI先生が速攻で更新していただいたのですが、やっと委員会経由で一般公開されました。(ちなみに右上のBOXが空白になっていますが、毎回発行日を手書きで入れる欄です。)よかったら見てみて下さい。他にも体育祭や英語科のスピーチコンテストのいい写真、国語科通信なども見ることができます。やっぱり、良い学校だよなあ…と思ってしまいます。

2 件のコメント:

  1. Mさんのような人は何人かいました。その何人かの中でサイクルしてまとめ役を名乗り出てましたね。周りに恵まれていたから、そういう役もやりやすかったと思います。伝統ですね!

    返信削除
  2. ひさしぶりに見たなあ。ちょっと嬉しかったね。麻やね。ヨモギは、麻のそばに生えると、真っすぐ伸びようとする。これを『麻畝(まほ)の性』というのだけれど…。そういう麻のような仲間がいるとヨモギのみんなも成長するもんだ。

    返信削除