2010年7月23日金曜日

南北貿易ゲーム外伝

 今日は3年生の1学期最後の授業である。(3年生だけ授業日数の関係でまだ1学期が続いている。)現代社会では、昨日B組、今日A組と南北貿易ゲームを行った。1月19日以来である。(1月19日付ブログ参照)前回は英語でやったが、国語科であるし、日本語でやったのである。(意外に英語でやりましょうという生徒が多かった。ただし過半数にはならなかったけど。)今回の特徴は、世界巨大銀行(先進国や途上国のつくる商品を確認し、購入するのが最大の役目)の2人(したがってA組・B組あわせて4人)に、様々な提案をさせてみた。これが案外面白い。保険を各国に呼び掛けて、何かアクシデントが起こった時に備えさせるとか、供給の限界を設定するとか、途上国の技術力を試すコンベンションをやろうとか、様々な提案がなされた。もちろん使えない提案も沢山あったけど、普段脇役に徹する彼らにゲームに対して提案を考えさせるのはいいことだと思った次第。

 さて、今日はA組のT先生に参加してもらった。若いだけに生徒も大いに喜んだ。じゃんけんでT先生の獲得競争をさせたら、なんと男子ばかりの”中国”チームがGETした。労働力が増えた分有利なのだが、結局、その中国が最下位だった。理由はひとつ。長方形の商品ばかり作っていて、供給過多になり、世界巨大銀行から買い取りが中止されてしまい、そのまま終了してしまったのだった。(笑)「市場を見誤った。」とは、仮想世界ゲームにも参加した男子の弁である。T先生は、しきりに「おもしろいですねえ。」と感心されていた。こうして、多くの先生方に国際理解教育の現場を体験してもらうことが大事なのである。
 さて、このA組の中には、仮想世界ゲームの体験者が男子の彼を含めて4人もいる。(B組は1人)南北貿易ゲームの10倍難しい仮想世界ゲームをやって、その後に初めて南北貿易ゲームをやった高校生は日本全国広しといえども彼らだけではないか。そんなことを考えていた今日の私であった。

追記:授業後、姉妹校留学生の二次試験があり、また3年ぶりに東京在住のOGが来てくれたりした後、2時間ほど時間休をいただき、枚方に帰った。H鍼灸院とNクリニックをはしごした。疲れがピークだそうだ。納得。血糖値の検査値は92。血糖値を下げる薬は停止された。さあ、明日は倫理の補習連続4コマ(実質6時間授業となる。)シリーズの開幕である。

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