2023年8月10日木曜日

序:敗戦国は社会契約が変わる

https://www.irasutoya.com
/2017/02/blog-post_89.html
加藤陽子氏の「それでも、日本人は戦争を選んだ」についてののエントリーを続ける。この書は、序章から第5章までで構成されている。序章は、日本近現代史を考えると題された総論的な内容。以後、第1章は日清戦争、第2章は日露戦争、第3章は第一次世界大戦、第4章は満州事変と日中戦争、第5章が太平洋戦争となっている。

かなり内容が濃いので、印象に残ったり、勉強になった部分をできるだけ抜書きしたいところだけれど、どうしても無理がある。本日は,序章の内容について最も重要だと思われる点だけ記しておきたい、

それは、戦争に負けると、それまでの社会契約が変わる、ルソーの言によれば「戦争とは相手国の憲法を書き換るもの。」ということである。WWⅠ・WWⅡのドイツ、湾岸戦争後のイラク、そして、WWⅡの日本が最もわかりやすい例となるだろう。歴史学も社会科学である限り、法則性を重視するのは当然。おもわずなるほどと膝を打ったのであった。

この序章には、様々な伏線が書かれていいるが、おいおい次章以降に重ねていきたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿