2019年8月30日金曜日

PBTの話(72) 最後の日


いよいよPBT最後の日になった。1時限目はDクラス、2限目はEクラス、それぞれ、これから教えてもらう社会科の先生方への自己紹介を兼ねたアイスブレーキング用の用紙に書き込んでもらった。(これについては後日またエントリーしたい。)その後で、恒例のウーリーシンキングを行った。今回のお題は、持続可能な開発、シャリーア、マレーシア経済、教育、環境、グローバリゼーション、貧困、日本文化、そして私の住処とJPA生の寮があるタマンデサの9つである。両クラスともなかなか白熱して皆、楽しみながら様々な関連を学んでくれたと思う。
その後、本来なら卒業文集に私が書いたであろう「私が教えたこと」をプリントにして手渡した。これは、昨夜思いついた事で、自宅で作成したものだ。今年の特徴的なことは、最初に「マハティールの涙」と書いたことと、最後の「そして持続可能な開発と、ゾロとわたしなりの武士道かな。」である。ワンピースのゾロは彼らに武士道を伝える最大のシンボルであったのだ。最後に男女別の集合写真、全体集合写真を撮ったのだった。両クラスとも盛り上がって、最高の最後の授業となったのだった。
さらに、昼休み、私のためにサプライズをJPA両クラスが催してくれた。マンゴーのケーキとマンゴー、マンゴーカルピス。私の大好きなマンゴー尽くしを用意して、皆で感謝の言葉を一人ひとり述べてくれたのだ。ありがたいことである。またいろいろいなプレゼントもいただいた。今までも教師として喜びを感じてきたが、こうしてマレー系の学生の最高のもてなしをしてもらえたことに、ただただ感謝である。ある意味、彼らの人生を左右する大学の志望に大きく関われたことが大きいと思うし、イスラム教を理解しようとする姿勢が受け入れられたようだ。私は本当に果報者であると思う。皆、あらためて、本当にありがとう。

2 件のコメント:

  1. 返信
    1. M先生コメントありがとうございます。全てやりきって、PBTを後にするっことができました。

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