2018年1月1日月曜日

PBTの話(1)新日本地理教材

1月2日から授業である。今年も文系の国費生に加えて、理系の国費生も教える。卒業した私費生の理系学生の国立大学受験の特別補講もある。パワーポイントの教材もできて、プリントを用意しようとして、ふと気がついた。国費の理系はまったく日本の地理、都道府県名も知らない。昨年そのためのパワーポイントも作ったので、それを使ってもいいのだけれど、結局新しく作り直すことにした。大晦日は、コツコツとPCに向かっていた。
大きな改訂点は、その県の特徴を考えながら摑ませたいと考えたのだ。WEBには、様々な都道府県ランキングも載っている。まずは、在日マレーシア人の人口ランキング。マレーシア人がどれくらいいるかは彼らの大きな関心事でもある。やはり東京近郊の大都市圏が多いのは当然である。さらに面白い記事を見つけた。各都道府県の種々のランキングで1位と47位の事項だけを併記してあるものだ。
たとえば、岩手県。農業就業人口が第1位。教育県らしく小学生の読書率や中学生の部活参加率も1位でセンター試験でも浪人率が第47位。つまり現役合格が多いわけだ。マクドナルドの店舗が少ないというのも面白い。画像は今回は1点ずつ。小岩井農場の一本桜である。(ちなみに、小岩井農場の小は土佐・陸援隊出身の小野義眞、岩は岩崎弥之助、井は長州ファイブの1人で英国で鉄道を学んだ井上勝である。)
山梨県。旅館数第1位。旅館という日本式ホテルについて説明が必要だが、こういうプレゼンも日本理解のために重要だと思う。年間日照時間第1位はブドウ栽培に結びつく。セブンイレブンはマレーシアにも多いので載せた。卵消費が少ないのは意外。画像は静岡県からの富士山(静岡は茶畑からだ。)と対比させてみようと思っている。

さて、今日・元旦は残ったの中国・四国地方からスタートである。

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