2017年3月2日木曜日

ムッシュさんの「竜飛崎」

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ムッシュかまやつ氏が亡くなられたというニュースを目にした。スパイダーズの頃は私がまだ小学生時代。スパイダーズはあまり好きではなかったので、正直なところ印象は薄い。だが、最も多感な高校時代に、吉田拓郎とデユエットして、立て続けに「シンシア」、「我が良き友よ」を歌い上げたので、強い印象を受けたミュージシャン(私は、あまりアーティストという語彙で音楽家を呼びたくない。)なのである。

WEBの追悼記事には、「我が良き友よ」のことが大々的に書かれていた。たしかに名曲だと思う。工業高校時代、共に担任していた後輩のM先生と2人で文化祭の舞台で歌った思い出の曲でもある。相方のM先生はその後管理職になり、今は教育委員会にいる。全く、歌と同様、時の流れを感じる。私がマレーシアに来る直前、送別会を開いてくれた仲間の1人でもあり、遠く離れていても我が良き友なのである。

だが、実は私が最も好きなムッシュと吉田拓郎の曲は、シンシアのB面(当時はシングル・レコードだった。)の「竜飛崎」という、青森県の岬を舞台に歌った曲だ。私は、当時、吉田拓郎の大ファンだったが、この曲が「落陽」とともに吉田拓郎の最高の名曲だと思っている。ここに歌われた北の哀愁は当時の多感だった私の胸に十分すぎるほど響いたし、今もなおそうだ。どてっぱらをぶち抜かれたのだ。

我が青春期に活躍したミュージシャン、ムッシュかまやつ氏に、深い哀悼の意を表したい。

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