2015年11月8日日曜日

月刊アフリカニュースを読む。

パリ13区には中華街があるらしい http://expatedna.com/
2013/02/11/on-family-tradition-and-the-year-of-the-snake/
先日WEBでアフリカの話題をサーチしていいたら、「一般社団法人アフリカ協会」のHPを見つけた。ここに月刊のアフリカ情報があって、なかなか面白い。もちろん、新聞等で周知のこともあるけれども、アンテナの一つとしてこれからも重宝しそうだ。10月15日付のニュースで最も面白かったのが、在フランス・パリ13区に住むコートジボワール生まれのブルキナファソ人への吉田さんというビジネスコンサルタントのインタヴュー記事。

彼は、以前から豊かなフランスに憧れ、兄から送られた航空券でパリに来た。しかし、理想とはだいぶ違ったようだ。幸い兄の助けもあり、故国では自動車整備の仕事をしていたが、公務員となり、滞在している。そういう(特別な学歴もない、一般的な)ディアスポラの1人なわけだ。

彼は、フランスのアフリカ人について、(中国人やスリランカ人のような)連帯感がないので協力してプロジェクトを成功させることができないという。また、(成功者に対して)嫉妬深く長期的な視点がないと言う。また故国に帰ると、怠慢で理想しか見ていない、と言っている。
http://www.africasociety.or.jp/africanews/africanews_no36.pdf

…フツーの発言に見えるが、実に興味深い記事だと私は思う。フランスでは、アフリカ人の連帯がないということはないのだろうが、協力して起業していくというところまで発展しない、ということ。また嫉妬深く長期的な視点がないということ、これらはアフリカの「情の経済」のフランスでの姿ではないかと考えてしまう。アフリカでは、なんとか日々を生き抜くために「情の経済」は有効であるが、アフリカ的な富者は貧者を支える義務を負うという徳は、フランスという資本主義社会では足かせになっている、と言えるのかもしれない。

…おそらく中国人の情の経済的な部分は、宗家的なものであるだろうと思う。アフリカのそれとは若干違うような気がする。ともあれ、彼の感慨は、アフリカとフランスの違いを大きく浮き上がらせているように思うのだ。

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