2015年5月4日月曜日

雨の岩国 航空ショー(後編)

海上自衛隊側の滑走路からブルーと米軍F16を望む
弾丸ツアーの帰路の予定は、実はブルーインパルス次第だった。本来は15時過ぎには岩国を出る予定だったが、15時から飛ぶという情報が入ったらしい。で、集合は16:00に変更になった。(携帯電話に添乗員さんから連絡が入ったのだった。便利な時代である。)なんといってもブルーインパルスは大スターだ。私たち夫婦はこれでブルーを見るのは3度目である。ただ、基地内が広いのと参加者が多いので、滑走路沿いで悠々と見ていることはできない。徐々に駐車場に近づきながら、管制塔から流れる放送を聞いていた。1番機に今、隊長が乗り込んだとか…。岐阜基地での記憶が蘇る。ところで、私は心配でならなかった。この雨の中、かなり危険なフライトなのではないか、と。しかし、ブルーは飛んだ。雨中であろうと、ブルーはブルーである。駐車場からだが、やはり素晴らしいフライトだった。空が全面グレーなので、それこそ忍者が現れるように突然現れる。

雨の岩国 ブルーインパルス
今回の岩国、雨だったことは最大の残念な事だが、それ以外にも残念だったこともある。ハリアーが展示されていなかったことである。展示機の発表もあったので事前に知っていたのだが、極めて残念だった。もしかしたら、オスプレイも見れるかなと思っていたのだが、これも近隣との友好を主旨とした関係で展示されていなかった。当然といえば当然。でも、前編で書いたように、これらを全て払拭できるほどの、すばらしいデモフライトを体全体で感じることができたので十分満足である。

最後に貴重な体験をしたので、エントリーしておきたい。行きのフェリーでのことだ。ツアーごとに2等の部屋に泊まったのだが、超満員。シートとシートの隙間がないほどだった。これには大いに閉口した。見ず知らずの人々との間合いがあまりに近い。私はふと、奴隷運搬船を連想した。きっともっと酷いだろうが。また、阪神大震災や東北大震災の時の避難所、ネパールの避難テントなど、ずいぶん気を使うだろうと今更に感じたのだ。

様々な経験をした1泊2日の岩国フレンドシップデーのツアーだった。このツアーのために体調を整えてきた妻も、「また岩国に行ってもいいと思うけど、船で行くなら個室希望。」と言っていた。(笑)…同感。

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