2014年7月25日金曜日

ブルキナ発の航空機事故

ブルキナファソの首都ワガドゥグ発のアルジェリア航空機が、ブルキナの国境を越えたマリ上空で墜落したらしいというニュースが流れた。マリの武装勢力によるテロか?と私はつい思ったのだが、どうやら悪天候によるものらしい。どちらにせよ多くの方が被害にあわれたわけで、改めて追悼の意を表したい。

このところ、ウクライナのマレーシア機撃墜、台湾での墜落事故と、重大な航空機事故が立て続けに起こっていて不気味である。まして、ワガドゥグ空港発ともなれば、実際現地に行ったことのある私としてもヒトゴトではない。

少し、ワガドゥグ空港について書いておきたい。ワガドゥグは、ブルキナファソの首都であるのだが、面白いことに空港がその中心に位置している。こんな街は珍しい。鉄道駅もなく、幹線道路もそんなに発達していないワガドゥグでは、(私の持っている市街地図を見てもよくわかるが)やたら飛行場が目立つ。普通は、市郊外数キロとかに位置しているもんだが、ダウンタウンのすぐ近くである。アメリカのサンディエゴ空港も近いが、ワガドゥグの場合、空港を中心に市街地が広がっている感があるのだ。

手荷物検査のX線装置が一つしかなく、搭乗するのにやたら時間がかかったのも、イミグレがまるで田舎駅の改札のようで、これまた時間がかかったのも、今は楽しい思い出でである。当然、航空機の待機する場所まではバスで移動、タラップで機内に入る。

ワガドゥグでは、空港に近い故に、やたら頭上を航空機が飛んでいく。アフリカは航空交通が発達していると地理で教えるのだが、実際には多くの市民にとっては高嶺の花である。航空機に乗れるのは外国人か、一握りのエリートである。

ブルキナ発の航空機事故のニュースを聞いて、様々な思いが去来するのだった。

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