2014年7月3日木曜日

エレサレム 神殿の丘で暴動

神殿の丘 岩のドーム この周囲の建物で銃撃戦が行われたようだ
http://earthjp.net/mercury/0705140003.html
エレサレムでのユダヤとアラブの衝突が激化しているようだ。神殿の丘でも暴動が起こり、すでにYouTubeで衝撃的な画像も流れている。画像をみて報復のスパイラルでは何も生まれないなどと、のたまうのは、多神教世界の理屈かもしれないと思ってしまう。
<YouTubeの映像>
https://www.youtube.com/watch?v=2xv8HPH3EQY

イスラエルに行ってみて、よくわかったこと。それはアメリカをはじめとした世界中のユダヤ人に対し、支援を受けながらも民族の土地を守っているイスラエル人の「君たちは、ここに住めるのか?」という自負である。この自負は、いかなる困難・非難を受けても崩れない。自らの自負だけではなく、神から与えられた選民としての自負だ。一方でアラブの人々の自負も崩れない。多神教世界に生きる私たちの理解を超えた自負である。

イスラエルの超正統派以外の人々は、兵役の義務を負っている。退役後も予備役として訓練を積んでいる。どんな状況になっても、対応できる体制をつくっている。この後どう展開するかわからないが、非常に心配している次第。

というのも、パレスチナの人々が、ISISのカリフに呼応したりしたら大変な混乱が予想できるからである。と、同時に西側の対応も気になるところだ。今日の毎日の夕刊に、CT州のキニビアック大学の世論調査「第二次世界大戦後の米大統領12人の評価」の結果が報道されていた。最悪の大統領とされたのは、ブッシュ(Jr)元大統領(28%)ではなく、現オバマ大統領(33%)であった。何故かは、書かれていなかったが、最高がレーガン(35%)であったことを見ると、強いアメリカへの回帰と見るのが妥当かと思う。うーん。ウクライナやシリアの問題と、このイスラエルの問題は、アメリカにとって比重が違う。果たして、オバマ政権はどう動くのだろう。

…この神殿の丘というのは、ユダヤ・イスラム両宗教にとって、聖地中の聖地である。ここでの銃撃戦は、一神教世界では、先日のISISのカリフ復活とともに大きな出来事である。日本の報道が無関心な事も気になる。兵庫県議のわけのわからん男の映像を流している場合ではないと思うのだが…。

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