2013年5月2日木曜日

アフリカSDゲーム報告 その3

いよいよアフリカSDゲームも、準備段階を終え、本番に突入した。今日は普通科で第1回目のセクションを行った。今回は、生徒たちが、選んだエントリー国の独自の政策と、その政策を含めた9つの政策の優先順位についてまず報告しておこうと思う。

各国別の政策は、外務省のODAのHPからの各国別資料を要約したものを用意した。本校のフツーの生徒の参考資料としてはある程度精選が必要だった。しかし、生徒もなかなかやるものである。あまり詳しく教えていなのだが、いいところを突いてきた。ウガンダは、真っ二つに方向性が分かれた。北部の内戦をまずなんとかしようとする普通科。現在頑張っている科学技術を伸ばそうという武道科・体育科。同じエントリー国でも発想が違う。また普通科のザンビアも、武道科・体育科のザンビアも両方とも『地方分権』を選択した。資料には、ザンビアはサブサハラの途上国の中でも、かなり発展が進んでいるという資料に即したもので、なかなかいいところに目を付けている。その他、様々な視点から、彼らなりに話し合い、選択したようだ。

ただの興味づけのアクティビティにはしたくないし、ガンガンに講義して規定化されたようなアクティビティにもしたくない。私の想いは、どうやら成功したような気がする。

一方、この各国別の政策を入れて、共通の8政策群も合わせ、優先順位を考えてもらった。整合性のあるもの、あまり感じられないもの、いろいろだ。正解は当然ないのだが、もし、私が総括的に講義したら、「教育」と「保健医療」は、絶対的な上位に位置したはずだ。この辺のずれも、なかなか面白いのだ。学びは、ゲームを通じて順々に得てもらおうと思っている次第。次回は、ゲームの進め方について述べたいと思う。

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