2012年11月12日月曜日

受験の朝鮮史を教えねば

先日、難関私大を目指して受験勉強に奮闘しているA君が来て「朝鮮史を教えて欲しいのですが…。」と言われた。朝鮮史なあ。中国史はともかく私はあまり勉強したことがない。困ったなあと思いつつ、とりあえず「各国別の世界史Bサブノート」を引っ張り出してきた。他の国は何ページかにおよぶのだが、朝鮮史は見開き2ページのみ。「えっ、こんなに少ないのかなあ。」と「詳説世界史Bノート」のほうをパラパラめくってみたが、量的にはあまり変わらない。どうも、受験世界史では、「朝鮮史」としてピックアップすると、かなり少ない学習量で、中国史のおまけみたいな扱いである。門外漢もいいところなので、それをどうこう言うわけではないが、教える側からすると、唸ってしまうのだった。

このままでは上っ面の自信のない講義になるので、先週木曜日に前任校の弟分のU先生に会った時に「朝鮮史」について質問してみた。彼はそもそも日本史が専門である。各国別世界史ノートの話をすると「そりゃあ、そうでしょうねえ。中国史と日本史との関わりの中で教えるのがいいです。倭寇なんか大きなテーマになります。」とのこと。うーん。よけい困るぞ。(笑)

で、今日の放課後、梅田のJ堂書店まで行ってきた。『日本・中国・朝鮮の東アジア三国志』という本を見つけてきた。なかなか平易で、しかも三国の関わりの中で学べる。ちょっと高かったけど、読んで教えて、その後は、A君にプレゼントしようかと思っている。

2 件のコメント:

  1. 今年の6月に教育実習で先生の前任校でU先生にお世話になったK.I.です。
    そういえば、U先生は日本史がめちゃくちゃ詳しかったです。
    何度か日本史の授業を見せていただきましたが、すごく詳しくてわかりやすかったです。
    そして私自身も担当が現代社会の日本史の要素を含むところだったので、0からすべてを教えていただきました。
    裏話なんかは特に面白く、私もU先生みたいな授業をしようとしましたが、足元にも及びませんでした(笑)。
    朝鮮史と言われても私も記憶にほとんどありませんが、先生頑張ってください。

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  2. こーちゃん、コメントありがとう。まあ、U先生の読書量が全てやね。社会科教師は常にアンテナをはって、授業に役立つ情報を得る必要があるからね。

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