2023年9月19日火曜日

追憶:夕闇のラスベガス

しげ旅というYou Tubeのチャンネルがあって、今年に入ってからは南米、中米を回ってついにアメリカに到達した。アメリカ最初の訪問地は意外にもラスベガス。しげ氏は、美食と酒を愛する人で、観光は景色主体といった、およそ私とは対極にある旅をするチャンネルなのだが、地理の勉強のために更新されると、毎回いそいそと観ている。

ラスベガスには、私も足を運んでいる。レンタカーでカリフォルニアからネヴァダへ、フーバーダム経由で走った。砂漠の道で、とんでもないルートだった。なによりガソリンスタンドが少ない。英語版のアメリカの州別の道路地図・Road Atlasが頼りだった。そしてかねてからの希望通り、夕闇が迫る頃に、ラスベガス近郊に到着した。砂漠の中に突如としてまばゆい光の塊が現出する。それがラスベガスである。大通りであるストリップをライトを付けて走った。すでに陽は落ち、有名なホテル群のライトアップが私を迎えてくれた。まあ、人工美の極致だと思う。

だが、私が泊まったのは、8だったか6だったかのモーテル。有名ホテルが所狭しと並んでいるので裏道にあり、場末感満載である。ラスベガスは、カジノで儲かるので、一流ホテルは意外に安いのだが、私は泊まるところは安ければ安いほど良い主義である。まあそんなモーテル(かなり小さな街にもあるような全米のチェーン店)にも、スロットマシンがあったのが、さすがはラスベガスである。(笑)

チェクインした後、脇目も振らず、近くのハードロックカフェ系列のハードロックホテルに向かった。(当時はラスベガスとバリ島くらいにしかなかったと思う。マレーシアのペナンにも出来たが、結局行っていない。今は全世界で10カ所くらいあるようだ。)もちろん、グッズを手に入れるためである。(ハードロックカフェ系のコレクションには金を惜しまない主義でもある。)せっかくなので、ホテル内のカジノにも寄った。ルーレットは意外に作法が難しいのはカナダで経験済みなので、$10ほどのキャッシュをチップに変えた。チップは当然ハードロック様式でコレクション扱い。結局少しだけスロットマシンをやったが、勝てるハズもなくすぐやめた。実は私はギャンブルは好きではない。昔父親のボートレース好きに母親が心労を重ねていたこともトラウマとしてあるし、何より負けた時の無駄金を使ったという「後悔」が嫌なのだ。だからパチンコで1000円以上負けたこともないし、誘われた競馬では勝ち逃げで終わっている。

そんなこんなのラスベガス1泊であった。この後、旅の目的地・アリゾナのR66のキングマン・セリグマンを目指して走ったのだった。

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