2023年9月17日日曜日

イギリスの黙示録

https://sustainablejapan.jp/2019/02/18/hornsea-one/37401
アメリカも中国もおかしいが、イギリスもおかしい。イギリスの電力事情は、クリーンエネルギー(特に風力発電)の依存度が大きく、不安定であることはよく知られている。環境問題への配慮であるのだが、自動車の脱石油化とEV化を法令で推し進めている。

ちなみに、四国にいる時、風力発電は身近な存在だったが、デメリットについても、地元の方から様々な声を聞いた。思っているほど経済効率は良くないし、住民の評判はよくない。

ロンドンなどでは、EV以外の車が入る場合、料金が必要な地域があり、これを全市域に拡大するという施策が先日延期された。理由は市長選挙が近いからだそうで、環境重視派は今更なんだと怒っているそうだ。

たしかに環境問題は重要だとは思うが、経済を無視した施策であると私は思う。このEV以外は料金を取るというシステム、その地域に住んでいたらたまったものではない。毎日料金を払わねばならないし、EVに買い替える資金がなければさらに悲惨だ。トラックなどのディーゼル車もコストがかかり、流通面からもコスト・プッシュ・インフレが起こる。そもそも、EVは電力で走行するが、その電力事情も悪い。ガソリン車がなくなり、EVばかりになったらなったで、電力事情はは破綻するだろう。こんなことは中学生レベルでもシミュレーションできる話だ。

イギリスは、今やかなり国力も落ちている。そういうかつての大英帝国的リーダーとしてのプライドのみで、環境問題に突っ走っているわけで、先日読んだカルト的な匂いさえしてくる。このままいくと、イギリスは環境問題で破綻しかねないと思うのだが‥。

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