2023年5月7日日曜日

新科目「公共」の一神教解説

「公共」の教科書を見ても、資料集を見ても、実に倫理分野は薄っぺらである。理系の生徒にはこれくらいでいいかもしれないが、文系の生徒には、公共+倫理、公共+政経といった組み合わせより、倫理+政経のほうがはるかに意味があると感じている。とはいえ、必修科目になったので、論理的な思考を伸ばすという科目の特性もあるので、試行錯誤しているところだ。

今回は、そんな「公共」で必要にかられて、一神教の整理をプリント上でしてみた。倫理から見てもまずまずかなと思う。(これはGW以前に作成したもの。(画像は拡大可能)現在は中間考査作成に突入している。笑)我ながらシンプルにできているように思う。

ユダヤ教の律法の矢印はかなり大きくして、その膨大さを意識した。イスラム教のシャリーアは、フィクフ(厳守すべきものやどちらでもいいものなど5種の構造)があるし、比較的融通がきく故小さくした。教義面での対比で、聖典の内容面も含めた比較、原罪がイスラム教にはないこと(私はこれは大きな相違だと思っている)、終末は共通していることの3つに絞った。倫理ならもうすこし詳しくやるが、「公共」ではこれくらいが適当だと思う。来年、政経を選択する生徒にも、倫理を選択する生徒にも適度な教材かと自負している次第。

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