2021年8月20日金曜日

笑福亭仁鶴 逝去の報

笑福亭仁鶴が逝去したという報道が流れた。昭和の大阪人としては、思い出深い落語家である。中学生の頃は、深夜放送をみんな聞いていた。私は、ラジオ大阪の”バチョン”をよく聞いていた。だから、仁鶴というと、”バチョン” なのである。

当時、SPレコードも出していて、B面の”おばちゃんのブルース”が好きで買った思い出もある。非常に味のある歌である。憂歌団の”おそうじオバチャン”と聞き比べると面白いと思う。

大阪では、当時無茶苦茶人気のTVタレントであったのだが、落語家としても素晴らしいことが後にわかった。私は大阪人だから、上方落語が江戸落語より当然大好きである。、仁鶴と古典落語の面白さで勝負できたのは故・桂枝雀くらいだったと思う。(人間国宝である故・桂米朝は別格)

仁鶴は大阪市生野区の生まれで、私と同じである。定時制であるが、私が15年も勤務したI工業高校のOBでもある。というわけで、少しばかりの縁もある。

82歳没という大往生であるので、逝去の報に驚くことはないのかもしれないが、上方落語の大看板がまた消えてしまったことに寂しさを隠せない。合掌。

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