2017年11月7日火曜日

IBTの話(138) 祝KG大合格

https://manabi.benesse.
ne.jp/daigaku/school/3694/
H君がKG大に合格した。日本時間の朝9時発表ということは、KLでは8時である。私がIBTに着いたのは、その少し後で、職員室近くで待っていて報告をしてくれた。いやあ、嬉しい。今回のKG大受験に関しては、私の指導がかなり入っている。と、いうのも、H君は観光関係へ進みたいと念願していた。観光業に身を置くためには、やはり大都市圏の私大が有利である。いろいろ調べていくうちに、KG大のS学部が最も彼に合っていることが判明した。S学部には、文化人類学的なコースがあり、商業的ではない日本の本当の文化を伝えれるような観光業をやりたいというH君の希望にもピッタリだったし、意外と言っては失礼だが、6月のEJUでなかなか良い成績を残していたので、十分勝負できるとふんだのだった。

昔、前々任校でアメリカ・アイオワ州に研修旅行で行った際、OGが添乗する旅行業者を選んだことがある。もちろん入札制であるから、その会社が費用を安くおさえてくれたこともあるのだが、我が相方の担任の先生の教え子で、成長した姿に非常に喜んでおられたのを思い出す。そのOGがKG大の出身だったのだ。私の頭のどこかで、観光業への就職=KG大というイメージが残っていたのだと思う。

首都圏や近畿圏の国立大学・難関私立大学のハードルは、私費留学生にとってもなかなか高い。しかも彼は、高校時代よりはるかに、このIBTで日本語を頑張った学生である。今回の合格は、そういう意味でも快挙だったと思う。

私自身、小論文や面接指導もかなりやってきた。だが、彼の頑張りがあってこそ、今日の合格があると思う。こういう学生に巡り会えて、つくづくマレーシアに来てよかったと思うのだった。…とはいえ受験シーズンはまだまだこれからである。

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