2017年10月7日土曜日

続 混迷の日本の政情を憂う。

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10日に衆議院公示である。日本の政治の混迷はさらに勢いを増していると思う。私は政治的に、あくまで中立的な立場で所感を述べたい。与党では、首相の演説をステルス化しているらしい。例の「こんな人たちに…」発言以来のトラウマらしいが、首相が行った解散である。このような逃げの姿勢でいいのか。

希望の党は、はっきり言って信用できない。私は都政については、全く興味がなかったが、美麗美句を並べて、築地市場の跡地を残すことにしたらしい。それまでの知事は土地の売却益を念頭に計画していた。しかし彼女は借地にして再開発して残すという。これが極めて杜撰な計画らしい。東京の一等地扱いのありえない価格で貸し出し、50年たてば収支がなんとか合う計算。全く持ってありえない失政だとの評価が主流だ。こんな政策しかできないというのは笑止千万。

しかもその都政を投げ出して国政に党首が出れば、無責任のそしりは免れない。都民ファーストも素人議員集団。人材がいないようで、政党の丁をなしていない。2名の脱退者の言を聞いていると、まさに大阪同様だ。希望の党の方の公認候補選定にいたっては、かなりの情実と不合理がまかりとっているようだ。まあ、こちらも素人集団と安保法案で騒いだことを忘れてしまった人々で、結局、都民ファーストも、希望の党も所属議員は彼女にとっては、所詮道具でしかないようだ。

私は、それ以上にこの希望の党、議院内閣制を理解していないと思う。衆議院の総選挙は政権の争奪戦だ。首相指名は衆議院の重要な責務であるのに、未だ首相候補を決めていないとのこと。党首は100%出ないと言っている。ならば、誰に投票するのか?こんな重要な大前提がないまま、選挙に臨むのは無責任甚だしい。反安倍なら、それを明確にすべきだ。反安倍と言いながら首相に投票するかもしれないとのこと。あるいは自民党の候補を首相指名するかも、などという憶測が流れていること自体、不見識である。これはまさにポピュリズム以下である。

こんな不完全な党に流れてきた野党の面々を信じて投票すること自体ありえない。まさに現在の日本の政治の混迷は世界の笑われモノだと私は思う。世界に蔓延する「真実が見えない」政治状況に日本も同化するのだろうか。

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