2017年6月17日土曜日

「シリア難民」を読む。

久しぶりにハードカバーの本を読んでいる。「シリア難民」(パトリック・キングズレー著/ダイヤモンド社 2016年11月発行)である。この本は、妻が読みたいと2月に帰国した時に持って帰ってきたのもの。経済分野が終われば、国際関係の講義をするので、いよいよ読み始めた。私の読書は、こういうふうに授業に合わせて読むことも多い。

著者は2015年初頭(つまりまだ移民問題が欧州ではそれほど大きな問題になっていなかった時期にあたる。)、英国・ガーディアン紙初のの移民担当記者となった若手ジャーナリストである。それ以前にも数々のジャーナリストの受賞歴をもつ人物である。内容も十分に信用できる。

だいたいにおいて、こういう外国のノンフィクションの翻訳本は読みにくさが付きまとうものだが、翻訳者(藤原朝子氏)が流れるような日本語に翻訳してくれているので、実に読みやすい。まだ完読したわけではないが、超お勧めの一冊である。

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