2017年6月8日木曜日

ハワイ州の良識を讃える。

https://thomasnastcartoons.com/tag/donald-trump/
ハワイ州が、州としてパリ協定の温室効果ガス排出削減目標を州政府として独自に維持する法案に知事が署名したというニュースが流れた。連邦政府に公然と反旗を翻したわけだ。この動きは、ニューヨーク州など他の州にも広がる見通しだそうで、アメリカの良識は死なずといったところだ。この辺の州の独立性こそアメリカ民主主義の原点である。大きな拍手を送りたい。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060800551&g=int

一方、アメリカの国連大使は苦しい釈明を強いられている。「大統領は気候変動が起きており、汚染物質がその一因だと信じている。」当の本人は、「温暖化は米国製造業の弱体化をねらう中国のでっちあげ」と公言しており、フツーに考えたら、地球温暖化の意味さえわかっていないことは明白である。ホワイトハウスの弁明はかなり苦しい。これからも多くの批判が出てくるだろうし、50州すべてがハワイ州のように反旗を翻してもらいたいものだ。
https://this.kiji.is/244199475728123386?c=77275965827384821

ちなみに、カタールの国交断絶の件でも、大統領は軽薄にもすぐにサウジ側に立ちカタールを批判した。そのうえで、両者の調停に絶つとも表明している。なんという軽薄さだろうか。おそらく、カタールに中東最大の米軍基地があることを「米国三軍の長」は知らなかったのではないかと思うのだ。

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