2015年8月11日火曜日

妻の腰痛と内田樹 ユダヤ文化論

先週くらいから、妻の腰痛がひどくなった。ポーランドでは元気だったのだが、帰国してホッとしたらしい。見ていても辛いくらいなので、このところ家事の一部を手伝うようにしている。ところで、我が家の1Fに書庫があるのだが、ピアノが置いてある。妻の友人から遥か昔に譲り受けたもので、息子が高校時代、熱心に練習していた。このピアノ、今夏中に返却することになったらしい。

となれば、急いで片付けなければならい。莫大な蔵書がピアノの運搬を阻害している。妻は腰痛という極限状態なので、私がやるしかないわけだ。先週の土曜日、妻の監督のもと、私が汗だくで整理した。いやあ、悲惨な暑さの中での肉体労働だった。

唯一の成果は、内田樹先生の「私家版ユダヤ文化論」を発見したことだ。息子の本だと思うが、すでに読んだらしい。ポーランド行の最終総括をエントリーするうえで、是非読んでおきたい。と、いうわけで、通勤時や、補習の後に、読書タイムを設定して、今日ほぼ読み終えた。

内田樹先生が「私家版」とされているだけあって、極めて冒険的な人文科学の新書であった。フーコーやラカン、フロイドなど現代哲学を駆使して、困難なユダヤ人論を展開してある。そのエントリーはもう少し寝かせてから…にしたいと思う。

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