2014年1月31日金曜日

安倍訪問時のモザンビーク異聞

モザンビーク ゲブーザ大統領
久しぶりに、舩田クラーセンさやか先生のブログを覗いてみた。日本では全く報道されていない、凄いセンセーショナルな話が載っていた。安倍首相がモザンビークを訪問した時の話である。

今年行われる予定の大統領選挙に向けて、ゲブーザ大統領は野党に対して暴力的弾圧を加えていたのだ。昨年4月以来、公式には50人、実際には100人前後の死者がでている。難民も出ていて、4000人が家を追われているという。野党のレナモ党首の拠点を軍事攻撃し、野党議員を殺し、党首の首を取ろうとした(防衛大臣の言)らしい。現在党首は逃亡中だとか。いわゆる典型的なアフリカの開発独裁者の「民主主義がアフリカを殺す」=バッド・ガバナンスがモザンビークでも行われていたのだ。

安倍首相は、モザンビークを訪問した際、大統領との共同声明で、「粘り強い対話を通じて国家の安定に向けて取り組むモザンビークの努力を支持する旨を表明した。」国際社会が批判するゲブーザ政権の軍事的対応に、日本のトップが「支持」を出してしまったというわけだ。

うーん。なんという恥かしい「外交」なのだろう。資源に目がくらんだ、儲かればいいという商人外交そのものではないか。是非とも、舩田先生の「アフリカ教育関連情報」をご一読いただきたい。

http://afriqclass.exblog.jp/19354783/

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