2014年1月5日日曜日

突然 ラスベガスの思い出

昼間、車の中のFM放送で、ラスベガスの話が出た。あー、そんなん聞いたら行きたくなるがな、とスイッチを切ったのだった。ちょうど、本校の若手のS先生が冬休みを利用してニューヨークに行っている。非常事態宣言が出るほどの寒波が東海岸を襲っているので心配していたところだ。

さて、ラスベガスの話を今日はなつかしく思い出したのでエントリーしておきたい。昔々、サンディエゴからロスを経由してラスベガスへ、ひとりで砂漠をドライブした。地球の歩き方に、ラスベガスに向かってドライブするなら、夕方に着くようにすべきであるという記事があった。砂漠に忽然と光が現れ、それがラスベガスのまばゆいネオンサインだとかわった瞬間が、ラスベガスの最高の美しい風景だというのだ。たしかに、すばらしかった。群青色の空に、凄い光が一気に現れる。アメリカの大自然も素晴らしいが、アメリカの人工物もなかなかのものである。

ストリップ通りが、ラスベガスのメインの道路である。一人で運転していたので、あてもなく適当に運転した。有名なホテル群が左右に広がる。結局私は、ハードロック・ホテルの裏にある8モーテルに宿泊した。ラスベガスは宿泊代がアメリカの観光地でも極めて安いので、わざわざそんな場末に泊まらなくてもいいのだが、そのほうが気が楽だったのだ。

結局、有名なホテルには足を運ばなかった。ハードロックホテルのカジノで、少し遊んだくらいである。私はどうも勝負事に興味がない。それより、ハードロックホテルのチップをお土産に持って帰った。(笑)一人旅というのは、こういうところでは盛り上がらない。ラスベガスは24時間治安が良い。街自体が、巨大なテーマパークのような都市なのである。とはいえ、アメリカ旅での長年の習慣で、早めに寝てしまったことを思い出す。やはり一人旅でドライブするのは疲れるのだ。

結局、次の朝には早々とフーバーダムを経由してアリゾナへ向けて走り出したのだった。(行きたいけど)もう二度と行くことはあるまいと思う。最も印象的だったのは、カジノの従業員のほとんどがヒスパニックだったことだ。私は、アメリカでもアフリカ同様、「人間」を見に行っていたような気がする。

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