2013年4月22日月曜日

映画テルマエ・ロマエを見る

土曜日だったか、TVで映画「テルマエ・ロマエ」を見た。我が家では、息子が日本にいる時に漫画を買ってきて、妻が熱心に読んでいた。「聖☆おにいさん」のような教養が加味された漫画は我が家では大いに好まれる。この「テルマエ・ロマエ」はその延長線上にあるような気がする。ただ、私は読んでことがなかった。

と、いうわけで、私は映画が初遭遇である。妻に言わすと、かなりはしょってるらしい。そりゃ当然である。原作を知っている者には、第二次的な作品化はいつも物足りないというのは真理だ。だが、私にとっては、大いに面白かった。古代ローマの公衆浴場の設計技師が現代日本にタイムスリップし、その浴場文化をローマで具現化する。その一つひとつがパロディであり、笑える。

上戸彩扮する漫画家の女性の元に何度も現れ、やがて彼女や彼女の故郷の父やその仲間も古代ローマにタイムスリップし、彼を助けるのだが、最後の会話が俊逸である。うろ覚えで申し訳ないが、次のような会話だったと思う。「また会えるかしら。」「会えるさ。だってすべての道はローマに通ず。」

落語である。まさにオチとしてこれ以上のものはないだろう。そんな感想をいだいたのだ。原作、読んでみようかな。

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