2012年7月11日水曜日

『黒ひげ危機一髪』を分解する。

期末考査が終わって、昨日からやっと午前中の4時間短縮授業になった。これを機に、文化祭の取り組みを開始することにした。あくまで自主参加だが、準備委員会と称して本格的な取り組みの準備にあたる。まずは、展示会場となる我がクラスの教室の掌握と大まかな設計図づくりである。生徒会から、脚立とメジャーを借りてきて測量。それを黒板にメモしながら、グラフ用紙に写していく。いずれ、建築関係に進みたいと言っている生徒に清書してもらおうかと思っている。こういう準備段階の展示も高校生らしくていいと思うのだ。

我が「黒団」は、ボンバーマンというテーマで、3年生から制作展示では是非『黒ひげ危機一髪』を作って欲しいという要請が来た。団活動なので、制作は事実上1年生がやるのだが、連携が必要だ。「どうせなら、でっかい海賊船までつくるぞぉ」と私が言ったら、「おおっ。」と言う事になった。生徒の担当委員は、クラス全員を「黒ひげ組」「海賊船組」「背景組」「小道具組」に希望を元に分けたうえで、準備委員会として、有志の生徒と共に参加しているわけだ。

さて、有志の男子が教室を測量をしている間に、委員の4人組の女子と「黒ひげ危機一髪」について語り合っていた。生徒のアイデアでは、中に男子が入って、組み体操で使う体育科のトランポリンを使って飛ぶ案や、跳び箱の踏み板を利用する案が出た。しかし却下。それらのアイテムが大きすぎるのが最大の理由。パイプに風船を詰めて、差し込む剣で割って、その圧力で人形の首を飛ばすという案も面白かった。しかし、その圧力は物理的に小さすぎて、飛ばせる首の重さは極めて軽いものでなくてはならない。では、甲子園などで使われる笛付き風船を下で離すという案。これはパワーがありそうだが、かなりシステム的に難しい。うーん。結局、100円ショップで安い『黒ひげ』を買ってきて分解することになった。

みんなで分解してみると、なかなか良く出来ている。プラスチックで成形された部品の組み合わせだが、原理は分かった。ただ、これを作るのはかなり大変そうだ。みんなで唸ったのだった。まずは、こういう実験から始めている。なかなか大変だが楽しいものだ。

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