2011年11月19日土曜日

アフリカに呼ばれた藤井さん

DoDo WORLD NEWS(アフリカ旅行の道祖神の月刊誌)の11月号に、『何かが私をアフリカに呼んでいる』と題して、藤井千江美さんという人の寄稿文が載せられていた。なかなか面白かったので紹介しておきたい。

藤井さんは、スイスの旅行会社で勤務している時、偶然が重なってサハラ砂漠を縦断することになったそうだ。アフリカと言えば「怖い、汚い、虫や病気がいっぱい」といったイメージだったそうだが、その後西アフリカを3か月ひとり旅して、後ろ髪を引かれる思いになったそうだ。スイスの会社を辞めて帰国する際にも、セネガルからまり、ブルキナ、ガーナを旅したという。ブルキナやガーナではそれぞれ1カ月地元の人と暮らしてみたという。その時藤井さんは29歳。現地での保健医療活動に関わりたいという思いがあったものの、看護学校に入る覚悟が決まらず、結局日本の旅行社の南ア駐在員となった。この間6年。35歳を迎えた時点で、このままでは一生後悔する。気力も体力も今を逃したら、もう保健医療への道は閉ざされるという思いに駆られ日本に帰国。37歳で看護学校へ入学したそうだ。3年間看護学校に通い、1年間病院で実務を経験した後、熱帯医学を学ぶためにイギリスへ。ケニアの病院で飛び込み実習をさせてもらい、アフリカでHIV/エイズ関連の職種に携わりたいと強く思うようになったという。2005年JICAのシニアボランティアとしてボツワナへ。ボツワナは、検査も薬も無料という恵まれた国だが妊産婦の34%が感染しているという現状だったという。様々な啓発活動やエイズ孤児たちへの支援を行い、帰国。今度は、JICA専門家としてシエラレオネへ派遣される。アフリカでも最貧国とされるシエラレオネの苦労話は尽きないようだ。だが、このシエラレオネでも最も僻地であるガンビア県の暮らしの中で、様々な喜びと発見をしたという。現在、藤井さんは、ブルキナに活動の場を移し、持続可能な地域産業を起こし、自立を目指しているという。

是非会ってみたい人だと私は思った。すると記事の片隅に講演会のお知らせが載っていた。なんと大阪である。藤井さんは奈良県出身だったのだ。だいぶ先だが、私は万難を排してこの講演会に行くつもりである。
2013年3月10日(土)14:00~16:00 大阪中央公会堂 会議室
http://www.dososhin.com/event/32.html

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