2010年12月1日水曜日

MW留学生s in 地理A

今年のMWs
先週の月曜日に、1人遅れて来日したWさんを入れて、現在6名のMW留学生が本校で学んでいる。彼らは、日本語を学んでいるが、日本語での普通の授業を受けれるほど日本語が達者であるというわけではない。いくら本校でも、英語で普通教科を教えることができる教員は、そういない。彼らの時間割の中で唯一、英語科以外の普通教科がある。それが私の地理Aである。こう表現すると、恰好いいが、当然、私は、英語で授業できるほどの英語力はない。まあ、いつものサバイバル・イングリッシュで頑張っているわけだ。だいたい、日本語60%、偽英語40%というところである。英語科の1年生の選択クラスで15名ほどの授業である。ここに6人が混じっている。当然、進度は遅くなる。本来本校生にしている授業だし、期末考査もある。今日は、アフリカの農業が、モノカルチャーのプランテーションであるというのは幻想である、ということを資料を通じて教えるのが最大のテーマだった。出てくる言葉は、「輸出総額に占める農産物の割合」とか、「可耕地面積」とか、やたら難しい。(常設ページ:高校生のためのアフリカ開発経済学テキスト参照)
 さすがに、サバイバル・イングリッシュではどうにもならない。そこで、最初日本語で説明し、本校生が留学生に教える、というプランを思いついた。ただ、前述のような難解な日本語を一応英語で教えておいた方がよい。彼らの担任で英語科のR先生に英訳をしてもらい、私は、それをメモっていざ授業に臨んだのである。なかなかいいアイデアだった。本校生は、懸命に留学生に伝えようとしており、留学生も真剣に聞いている。(今年のMWsは、無茶苦茶ファンキーであるのだが、私の地理の時は極めて真面目だ。ちょっと不思議である。)面白かったのは、韓国の出身どうしの本校生とMW生が並んで座っているのだが、ハングルで説明していた。(笑)「OKスミダ?」と聞くと「ダイジョウブデス。」という返事が返ってきた。(笑)また、せっかく英訳してもらった英語を、カタカナ表記でメモしたものだから、発音が悪く、全然通じなかったりもした。本校生から、大笑いでブーイングも出た。
 さてさて、こんな授業だから、試験範囲まで届かなかった。その分、本校生に対しては、後の補習で補ったのであった。当然日本語100%である。
  ふー。疲れたのである。(笑)

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