2010年12月31日金曜日

聖☆おにいさんと中央線沿線

聖☆おにいさん第6巻
 我が家は全く季節感のない家で、大晦日といえど普段どうりである。今日は久しぶりに雪が舞い、あわてて午前中に買い物に行った程度である。我が家は山麓にあるので、雪が積もると、坂道がスキー場と化し、私的に陸の孤島となってしまう。(現在のところ、そのような状況ではないが…。)
 さて、先日息子が出たばかりの『聖☆おにいさん第6巻』を買ってきた。相変わらずのマニアックでちょっと難解なマンガである。内容について、ブログで触れることは避けたいが、大いに笑ったのであった。こうして、2010年も終わっていく。
 ところで、東京都の立川市に、聖☆おにいさんの2人は住んでいる設定である。ふと、中央線の路線図を調べてみた。(このあたり全く不案内である。)なるほど八王子の手前であることが解った。なぜそんなリサーチをしたかというと、少し長くなる。
 先日友人が古いフォーク・ソングのアルバムを焼き直したCDを持ってきてくれた。加川良の『南行きハイウェイ』という、極めてマイナーなアルバムである。加川良という人は、1枚のアルバムに1曲は長い曲、それもストーリー性のある曲を入れている。この『南行きハイウェイ』では、「ホームシックブルース」という曲がそれだ。この曲は、主人公(加川良だということが最後にわかる)が、見知らぬ駅に立ち寄ることから始まり、ヨッパライや巡査や、カストロ髭のサンドイッチマン、そしてロックシンガーといった奇妙な人びとと言葉を投げ合うという構成になっている。(嗚呼!文章で表現しづらい)私も妻も、この曲が大好きで、それぞれのフレーズをほぼ暗記している。(不思議な夫婦だ。)好きなフレーズはたくさんある。♪それじゃ合言葉1つ言ってもらおうか?「ハイ、皆で守ろう緑の箕面」などは私のお気に入りの1つである。
 昨日、その友人宅で、学生時代の仲間が集まり鍋を囲んだのだが、車の中で2人でこの曲を聞いていた。この長い曲の最後のフレーズは、「駅長さん叫ぶ、高円寺、吉祥寺、ははん、どこかのお寺の名前だろうよ。」というのである。東京に住んでいる方はお分かりだと思うが、JR中央本線の駅名である。(聖☆おにいさんの立川市から見れば東、東京23区側になる。)
 この駅名、70年代のフォークの徒にすれば、加川良のかけた謎解きは簡単である。高円寺は吉田拓郎の、吉祥寺は斎藤哲夫のそれぞれ曲名である。私は行ったことがないが、そういうわけで中央線には属性があったりする。なんとなく若者がも住みやすそうな町なのかなあと思ったりするのである。いつか、この高円寺、吉祥寺、立川と、なんとなく青春18キップで回ってみようかな。そういうアホなことを考えて、2010年も終わっていく。

追記:コートジボアールの問題は、かなり深刻なようです。WEBニュースを毎日チェックしています。また、スーダンのダルフール問題や国民投票による南部の独立も来月には臨界点を迎えます。南アが、BRICsに入るというニュースも飛び込んできました。時代は凄いスピードで動いていきます。このささやかなブログを書くことで、その時代の中で模索する自分を見つめて行きたいと思います。

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