2010年3月15日月曜日

終業式の日にサプライズ同窓会


 今日はは終業式の日であった。朝から、地下鉄長堀鶴見緑地線がSTOPするという、サプライズがあり、予定が大幅に遅れたのだが、今春退職される校長の話を在校生たちはよく聞いていた。私も、新しいメガネに新しいスーツで今日の日に臨んだ。と、いっても校長の為ではない。(怒られるかな?)同じく今春退職されるU先生の為である。
 U先生は、共に3年間英語科の担任として、山あり谷あり、谷あり、山ありの日々を送ってきた。今年で退職されることを、我がOB/OGには常々伝えてきた。時折生徒たちが、学校に顔を見せてくれたのは、その為である。今日、U先生は2年生の英語の補習を、この時期までされていた。午後2:30には時間が空くということで、それに合わせて15人くらいの卒業生が集まってくれた。ありがたいことである。卒業式の日も、この前の金曜日にも来てくれた。U先生の人望ゆえであろう。<今日の画像は、アメリカ研修旅行でのU先生撮影による姉妹校での歓迎セレモニー開会前の生徒諸君のスナップである。>
 今日の校長の最後の話は、「本校の伝統は、思いやりが深いことだ。」ということだった。まさにその伝統そのものだった。私は、補習を終えて、彼女らの顔を見て喜んでおられるU先生の職員室のドア越しに聞こえる声だけで十分だった。
 U先生は、卒業式の日、保護者との最後の昼食会で、こんな質問を受けた。「先生になっていなかったら何をされていましたか?」U先生は、きっぱりと「教師の職以外は考えたことはありません。」と言われたのを思い出す。凛として、常に熟慮しながら、誠実に生徒に接してこられた姿は、私と好対照だが、”生徒がすきでたまらない”ことは、隠しようがない。うちの生徒にはそれが、ヒシヒシとわかるのである。
 今日はU先生にとって、サプライズな日であったかもしれないが、私は必然であったと思うのである。

2 件のコメント:

  1. 我が母校は元工業高校で落ちこぼれの集まりだったので、卒業生が赤のキャデラックに乗って遊びに来たりしてました。キャデラックはリッター3らしいので大型バス並みの燃費の悪さだという話を聞きました。
    そして卒業生の覚えの良さはニワトリ並みなので、今エントリのような話は聞いた覚えがありません。なので世の中にはそんな良い話があるのかとただ関心するあまりです。

    返信削除
  2.  ありがとうございます。本校のような学校は稀なのかもしれませんねえ。そういうところで教鞭をとれる幸せを改めて感じます。

    返信削除