2010年3月9日火曜日

空堀かるた絵製作委員会


 大阪市では、一昨年4月よりパブリックエリアは禁煙となり、本校のスモーキング・ルームは物置になってしまった。以来我々愛煙教師は、校外で煙草を吸わなくてはならなくなった。
 そんなある日、北風の中紫煙をゆらしていると、今年卒業した国語科の3年生(当時)が、どやどやと出てきた。国語の演習の時間らしい。担当のA先生も出てきて、聞くと、本校の周囲の「空堀地区」のかるたを作るのだという。今日は、そのためのフィールド・ワークらしい。<今回の画像はその募集チラシである。>なんでも、賞品は、絵つきのかるたセットだという。生徒は「是非欲しいので、いい作品をひねり出します。」とのこと。面白そうなので、私もフィールド・ワークに参加した。空堀地区は、路地や古い街並みが残り、大阪の観光案内などにも紹介されている。時々、ガイドブックやカメラをもった観光客らしき人々と出会う。そんな空堀をかるたで表現しようというのである。なかなかいい企画ではないか。A先生の説明を生徒とともに聞く。初めて直木賞の直木三十五の記念館の場所も知った。本校の周囲はダウンタウンでありながら、意外にいいところなのである。わたしも3つほど歌をひねって、生徒たちと共に募集用紙に書き送ったのである。
 先日、その「空堀かるた」を推進している大阪市役所の都市整備局・まちづくり事業部・HOPEゾーン事業部というところから、私に連絡が入った。うちの美術部(実は私が顧問である)にかるたの絵を描いてほしいという依頼だった。まあ、近隣のことであるし、あまり何も考えず快諾した。
 今日は、その担当者が来校された。まさかとは思ったが、いろは順に48のかるたを全部引き受けて欲しいとのこと。本校の美術部は現在10人くらいなので大丈夫かとは思ったが、生徒に非公式に打診したところやる気があるようなので、やっぱり快諾した。担当者は、喜んで帰られた。
 とはいえ、ちょっと美術部以外にも協力をお願いしなくてはならないかもしれない。美術部の指導もしていただいている非常勤講師のT先生と相談した。まあ、なんとかなるでしょうという2人の結論である。凄い数のハガキ大の原画が美術室に並ぶ光景は楽しみだ。私とT先生で入選作を選ぶことにした。その名も、空堀かるた”絵”製作委員会。

追記:昨日のNHKの世界遺産の番組は、予想どおりセネガルとガンビアであった。なかなかいい番組だったと思う。あまりTVを見ない愚妻だが、珍しくいっしょに見ていて、昨夜は黒人さんが大勢で踊っている夢を見たとのこと。朝から大笑いした。

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