2010年2月4日木曜日

JICAスプリング・セミナー始動


 昨日JICA大阪から、国際協力・高校生スプリングセミナーの書類が届いた。この高校生のセミナーは2泊3日で、だいたい10校程度の高校が集まり、総勢40名の生徒が、JICA大阪に来ている研修員さんとミーティんグしたり、様々な国際理解教育のワークショップを行うイベントである。<写真は07年度の研修員さんとの交流後のスナップ。>
 昔は春・夏の年2回開催だったが、ここ3年くらいは春のみになっている。クラブ等の関係でなかなか集まらないのがその理由らしい。本校は、私が赴任した年の夏のセミナーからほぼ毎回参加している常連校である。何人かの先生方にも参加していただいたこともある。今年は、その参加していただいた経験のある国語科2年生の担任のT先生に、参加者の推薦をいただいた。昔は全校に一般公募したこともある。むちゃくちゃ集まってエライことになったこともあるし、春休みの英語科のセミナー(英語科2年生が参加し、受験英語を徹底的にやらされる特訓のようなセミナーである。)とぶつかって遅れて参加したこともある。だいたい国語科2名英語科2名で連れていくのが理想なのだが、なかなかうまくいかない。今年は思いきって国語科4名で行くことにした。
 昔のセミナーは、最初に学校紹介があり、英語で研修員さんや他校の生徒をビビらさねばならないという使命がかせられていた。英語の先生方にスピーチの練習をしていただいていた。やがて、それに時間を費やすことが、研修員さんとの交流の時間不足をまねき、学校間の格差を生むという批判もあったのだろう。今ではそういう意地を張る機会は消えた。
 と同時に、それまでは、2日目の午後からディベートの準備をし、最終日の午前にディベート大会という超シビアな、ほとんど徹夜で準備というスケジュールだったのだが、パネルディベートに変わり、やがて調べ学習、それを発表するという形式に変化した。各校4名が参加し、バラバラにチームわけがされる。中には、ディベートについてこれない生徒もいた。幸い、本校の生徒はこういうのが好きで、中心メンバーとしてバリバリやってくれていたものだ。そういう過去を知る私としては、最近のセミナーにちょっと「ぬるさ」を感じてしまうこともある。
 さて、選りすぐりの国語科最強軍団を今回は連れていく。英会話能力はちょっと不安だが、今日の初会合の感じでは、昔の本校のメンバーの「匂い」がした。期待大である。

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